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日野皓正 : TRANS-BLUE (1985年)[CD]

日野皓正 : TRANS-BLUE

オススメ度

★★★☆☆

所感

日本を代表するジャズ・トランペット奏者、日野皓正のアルバム(本作品ではコルネットも演奏)。アレンジは作曲、編曲、音楽プロデュースなど多彩な音楽活動をする佐藤允彦(公式サイト / サイト内の仕事履歴にほ本作品のデータ)。全曲ジャズ・バラード。そしてすべて豪華ストリングスのバッキングつき。こうした大仰なストリングスアレンジはともするとあつかましくいつまでも聴いていると飽き飽きしてくるものだが、時には艶やかさ、時には哀愁を帯び、あくまでメインの渋い渋いトランペットをそっと支えて演出する手段として用いられており、それほど嫌味が感じられない効果的なアレンジとなっている。アドリブ演奏を楽しむようなアルバムではなく、ある程度作りこまれた完成美を楽しむような内容かもしれない。2007年マスタリングてことで、オーディオ的にはすんげー音の分離がよい。ズドンとぶれずに中央から聴こえてくるトランペット、それに寄り添う各楽器が個別に、立体的に聞こえてきて、こぎれいながらも生々しい演奏が楽しめる。#1、#6はなぜかボーカルもの。ドラムのグラディ・テイトが歌っているとのことだが、ダンディなテナーボイスを聞かせてくれる。たまにはボーカルもいいかな、などと思う。なお、オリジナルのLPに#8はなく、CDにのみ収録されている模様。

われらがジム・ホールは#1~#8の8曲、ほぼすべて演奏している。とはいってもやはり主役は日野皓正ってことで、バッキングがメイン。#3.では若干ギターソロ、#6はイントロでギターとボーカルのみの弾き語りスタイルではじまる、などちょーっぴりですがジムが目立つ箇所もあり。1984年ごろてことで、時期的にはアルバム「スタジオ・トリエステ(1982年)」に近く、ギターの音もそんな感じかな。録音環境のせいかもしれないけど70年代の音よりもちょっと今風というか抜けがよくモダンな感じ。でもやはり聴けばわかる、ジムのトーンで素敵。アルバムとしてはちょっと懐かしい80年代邦画のサントラみたいなかんじでなかなかよいですが、ジム・ホールの目立ち度を考慮して星3つ。でもほぼ全曲弾いてるのでマニアなら抑えておきたい1枚かもしれない。

詳細

メディア
CD
アルバムタイトル(原題)
TRANS-BLUE
アルバム名義
TERUMASA HINO with Strings
アルバムタイトル(邦題)
トランス・ブルー
アーティスト表記(日本語表記)
日野皓正
収録年
1984/11,1984/12(Tokyo),1985/1(New York)
発売元,レーベル
Original LP:CBS SONY 28AH 1835
所有盤
国内CD
CD販売元
株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント(Sony Music Japan International Inc.)
CD発売日
2007/6/20
規格品番
SICP 10041
JAN
4547366030068
定価
2,730円

曲目

  1. My Funny Valentine
    作曲
    music:Richard Rodgers, lyrics:Lorenz Hart
  2. Alone,Alone And Alone
    作曲
    Terumasa Hino
  3. Black Orpheus
    作曲
    Luiz Bonfá
  4. My One And Only Love
    作曲
    music:Guy Wood, lyrics:Robert Mellin
  5. Green Sleeves
    作曲
    P.D.(tradditional)
  6. But Beautiful
    作曲
    music:Jimmy Van Heusen, lyrics:Johnny Burke
  7. Nature Boy
    作曲
    Eden Ahbez
  8. Hold My Hand
    作曲
    Jack Lawrence , Richard Myers
  9. Lush Life
    作曲
    Billy Strayhorn

演奏者

Termasa Hino (日野皓正)
trumpet,cornet
Masahiko Satoh (佐藤允彦)
arranger
Grady Tate
drums,vocal
Eddie Gomez
bass
Kenny Kirkland
acoustic piano
Jim Hall
guitar
Other
strings section

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : 共演者.日野皓正 レーベル.SonyMusic

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Kronos Quartet : Music Of Bill Evans (1985年)[CD]

Krinos Quartet : Music Of Bill Evans

オススメ度

★★★☆☆

所感

アメリカの弦楽四重奏団のクロノス・クァルテットがジャズピアニストであるビル・エヴァンスの曲をヴァイオリンなどによる室内音楽風にアレンジしたアルバム。クロノス・クァルテットってこれまでまったく知りませんでしたが、その筋では?知名度があるらしい。ジャズのストリングスアレンジというとどうにも偏見でいただけない先入観をもってしまうが、このアルバムに関してはジャズの風味をいかしつつ美しい弦の編曲がなされており、特に違和感なく聴けた。ただしジム・ホールの参加が3曲のみで、美しい演奏ながらもそれほど派手でもないため控えめの星3つ。

ゲストにビル・エヴァンスのトリオでベース奏者であったエディ・ゴメスが1~3曲目に、エヴァンスと何度か共演したギターのジム・ホールが5~7曲目に参加している。

エディ・ゴメスはビル・エヴァンス・トリオのベースとして1966年から1978年まで活動し、エヴァンスの60年代~70年代を支えた人物。ジム・ホールは当サイトでも掲載している通り、エヴァンスとの連名でピアノとギターのデュオアルバムを2枚、エヴァンスのリーダーアルバムに2枚ほど参加している。

ジム・ホールのギターの音色が楽曲の編成を考慮してか、1980年代の彼のギターの音の特徴である中低音の利いたアンプの音ではなく、生音を多めに拾ったと思われるアコースティックな音作りになっている。なんといっても興味深いのは#7.Turn Out The Starsの選曲。この美しくも切なさに満ちたバラードはビル・エヴァンスとジム・ホールの共演アルバムIntermodulation(1966年)で演奏されており、ジムは20年ぶりに録音のための演奏をしたこととなる。エヴァンスは1980年に既に他界しており、ジム・ホールがどのような心境でこの曲を演奏したのであろうか。などと詮無いことを考えたりします。

ちょっと脱線。ジム・ホールは後年になって自身のリーダー作By Arrangement(1998年)でエヴァンスの代表曲であるWaltz for Debby(ワルツ・フォー・デビイ)を選曲していることからも、ビル・エヴァンスに敬意を表していることが伺える。ちなみにそのアレンジでは旋律を歌唱隊の歌声にするという、ジャズギタリストにしては大胆なアレンジをしている。By Arrangement にあるジム・ホールの養女デブラのライナーノーツによると、この歌唱アレンジに至った経緯は、ビル・エヴァンスの曲に歌詞をつけてボーカルアルバムとしてリリースしたジャズボーカリストのトニー・ベネット(Tony Bennett )の作品に着想を得た、と解説している。

てことで、マニア向けな感じなので余力があれば査収してみるとよいかも・・・な1枚。

詳細

メディア
CD
アルバムタイトル(原題)
Music of Bill Evans with Special Guests Eddie Gomez & Jim Hall
アルバム名義
Kronos Quartet
アルバムタイトル(邦題)
N/A
アーティスト表記(日本語表記)
N/A
収録年
1985,Fall
発売元,レーベル
Original issued : Landmark Records LCD-1510 / LLP-1510
所有盤
海外CD
制作発売元
ユニバーサル クラッシックス&ジャズ
リイシューCD発売元
Savoy Jazz / SLG,LLC.(Savoy Label Group)
CD発売日
2004
規格品番
SLV17405
UPC
795041740526
定価
N/A

曲目

  1. Waltz For Debby
    作曲
    Bill Evans
  2. Very Early
    作曲
    Bill Evans
  3. Nardis
    作曲
    Miles Davis
  4. Re: Person I Knew
    作曲
    Bill Evans
  5. Time Remembered
    作曲
    Bill Evans
  6. Walking Up
    作曲
    Bill Evans
  7. Turn Out The StarsTurn Out The Stars
    作曲
    Bill Evans
  8. Five
    作曲
    Bill Evans
  9. Peace Piece
    作曲
    Bill Evans

演奏者:Kronos Quartet

David Harrington
first violin
John Sherba
scond violin
Hank Dutt
viola
Joan Jeanrenaud
cello

演奏者:Guest

Eddie Gomez
bass (on tracks 1,2,3)
Jim Hall
bass (on tracks 5,6,7)

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.Savoy

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Ron Carter and Jim Hall : Telephone (1984年)[CD]{ライブ録音}

Telephone

オススメ度

★★★★☆

所感


テンションあがるわー!ジム・ホールとロン・カーターの共演ライブアルバム第3弾。前はそれほど好きでもなかったけど、最近聴きしたら良かった。珍しく観客の歓声が多めに入っていて興奮気味な会場の様子が良く伝わる。観客の熱気に応じるように2人の演奏もどこかいつものクールさを投げ打って、ヒートアップしたご様子でございます。レーベル主催のコンコード・ジャズ・フェスティバル(場所コンコード・パビリオン)での録音。演奏の勢いに押されて星4つ。

どういうわけか、録音の音質そのものはちょっとぼやっとしており、本アルバムより2年前の第2弾Live at Village West(1982年)[サイト内リンク]のほうが音は鮮明だ。マスター音源のせいかミックスがよくないのか原因は不明だけど、音的には第1弾のAlonte Together(1972年)に逆戻りした印象。

それにしても選曲や演奏には緩急抑揚があり、なかなかよい。4.Chorale and Danceはジム・ホールのオリジナルで、スリリングで多彩な展開に富んだ曲でよい。イントロとエンディングのスローな部分はバロック音楽から曲想を得たという。#5.Alone Togetherは1972年のものよりテンポが速めで、10分に及ぶ気合の入った聴き応えのある演奏だ。#6.Stardustはジムの複雑でありながら美しいギターバッキングにのせてロン・カーターが歌心たっぷりにベースを奏でるバラードで味わい深い。#7.Two's Bluesもジム・ホールのオリジナルで、名盤Concierto/アランフェス協奏曲(1975年)[サイト内リンク]でもベースはロン・カーターで、緊張感のあるカッコいいユニゾンを展開している。

詳細

アルバムタイトル(原題)
Telephone
アルバム名義
Ron Carter and Jim Hall
アルバムタイトル(邦題)
テレフォン
アーティスト表記(日本語表記)
ロン・カーター&ジム・ホール
収録年
1984/8
発売元,レーベル
Concord Records
所有盤
国内CD
CD発売元
ビクターエンタテインメント株式会社
CD発売日
2002/6/21
規格品番
VICJ-60931
JAN
4988002430215
定価
2,520円

曲目

  1. Telephone
    作曲:Ron Carter
  2. Indian Summer
    作曲:Victor Herbert,Al Dubin
  3. Candlelight
    作曲:Ron Carter
  4. Chorale and Dance
    作曲:Jim Hall
  5. Alone Together
    作曲:Haward Dietz,Arthur Schwarts
  6. Stardust
    作曲:Hoagy Carmichael,Mitchell Parish
  7. Two's Blues
    作曲:Jim Hall

演奏者

Jim Hall
guitar
Ron Carter
bass

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.Concord 共演者.RonCarter 演奏編成.デュオ・ベースとギター 録音.ライブ録音

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Ron Carter and Jim Hall : Live at Village West (1982年)[CD]{ライブ録音}

Ron Carter and Jim Hall Live at Village West

オススメ度

★★★☆☆

所感

ひそやかに熱い1枚。ジム・ホールとロン・カーターの共演ライブアルバム第2弾。ライナーノーツによると次の通り制作の経緯が紹介されている。

ニューヨークのNational Public Radioというラジオ局が、ヴィレッジ・ウエストでのライヴによる「ジャズ・アライヴ」という番組を放送していた。本アルバムでの演奏はそのために収録 されたものなのである。ジムとロンは、この音源の権利を自分たちに戻すという条件でO.K.し、そのテープがコンコードへと持ち込まれた

ジム・ホールとロン・カーターの共演第1弾は本アルバムから10年前のAlonte Together(1972年)。1970年代は2人ともそれぞれ個人の活動が忙しくなってデュオのライブができなくなっていたが、あれから10年たって1982年にデュオを再活動させたときのアルバムになる。

聴いてまず思ったのが、たった10年で録音技術ってすげー向上したんだなーと関心。同じ2人の演奏でも10年前の作品と比べて明らかに音質がクリアになってて、ギターの繊細な音使いがとてもよく聴こえる。一方、ロン・カーターのベースの音もブリブリとうねるような、ねっとりした音がはっきり聴こえてきてよいかも。

さて、肝心の曲だがそつなくハイレベルな演奏。#2.All The Things You Areはジムがよく弾く曲で、そのときによって3拍子だったり4拍子だったりするが本アルバムではミドルテンポの4拍子。#9.Laverne WalkのギターとベースのめんどくさいフレーズのユニゾンはConciertoのTwo's Bluesを思わせる、躍動感のある演奏で好き。しかし全体的にこれだー!ってな強力な1曲に欠けるような気がして惜しい。んなわけで星3つ。

詳細

アルバムタイトル(原題)
Live at Village West
アルバム名義
Ron Carter and Jim Hall
アルバムタイトル(邦題)
ライブ・アット・ザ・ヴィレッジ・ウエスト+2
アーティスト表記(日本語表記)
ロン・カーター&ジム・ホール
収録年
1982/11
発売元,レーベル
Concord Records
所有盤
国内CD
CD発売元
ビクターエンタテインメント株式会社
CD発売日
2002/6/21
規格品番
VICJ-60930
JAN
4988002430208
定価
2,520円

曲目

  1. Bag's Groove
    作曲:Milt Jackson
  2. All The Things You Are
    作曲:Jerome Kern,Oscar Hammerstein II
  3. Blue Monk
    作曲:Thelonious Monk
  4. New Waltz
    作曲:Ron Carter
  5. Down From Antigua [*bonus track]
    作曲:Jim Hall
  6. Summer Night [*bonus track]
    作曲:Harry Warren,Al Dubin
  7. St.Thomas
    作曲:Sonny Rollins
  8. Embraceable You
    作曲:George Gershwin,Ira Gershwin
  9. Laverne Walk
    作曲:Oscar Pettiford
  10. Baubles, Bangles And Beads
    作曲:Robert Wright,George Forrest

演奏者

Jim Hall
guitar
Ron Carter
bass

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.Concord 共演者.RonCarter 演奏編成.デュオ・ベースとギター 録音.ライブ録音

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George Shearing,Jim Hall : First Edition (1981年)[CD]

First Edition

オススメ度

★★★★☆

所感

ジム・ホールのギターとジョージ・シアリングのピアノのデュオアルバム。アルバム全体的に明るい雰囲気だ。わりと親しみやすい演奏のアルバムなのでジャズの入門にもよさげかも。だがしかしヘビーなファンにはちょっと甘ったるくて、おもはゆい、物足りない、てな印象を受けるかも。判断が難しいが甘めの星4つにしときますわー。

このアルバムでのオススメはスタンダードの#6.I Hear a Rhapsodyだ。ちょっと速めのテンポで展開し、ソロを交互に受け渡しながら一気にかけぬける爽快なアレンジだ。まったくのアドリブというよりは、ある程度展開を練って演奏していると思われる。

また、楽器の録音の音がきれいでよく、臨場感が伝わる。ときおりジムおじさんが口ずさんでいるのがわかるけど、まぁそれはいつものことなので気にしない。ギターの音色はアンプの音をひろってるんだけど、若干、弦が鳴るアコギ的な生音もすこしミックスされているような印象。

ギターとピアノの演奏は繊細だが遊び心のあるかんじ。ジョージ・シアリングのピアノが優雅でありながら、かわいらしい部分もあるせいか、どこと無くジム・ホールのギターもいつもよりはリラックスして楽しく弾いてるようだ。ジャズバラードといえば哀愁を帯びた曲を想起することもあるが、本作品のバラード#3、#8では哀愁ではなく、みずみずしく恥らう乙女が夢見るようなロマンチックな曲が展開しており、わたくしのような汚れたおっさんは聞いててちょっとこっぱずかしくなることもあるのでこっそり一人で聴きます・・・。

詳細

アルバムタイトル(原題)
First Edition
アルバム名義
George Shearing , Jim Hall
アルバムタイトル(邦題)
ファースト・エディション
アーティスト表記(日本語表記)
ジョージ・シアリング&ジム・ホール
収録年
1981/9
発売元,レーベル
Concord Records
所有盤
国内CD
CD発売元
ビクターエンタテインメント株式会社
CD発売日
2000/6/7
規格品番
VICJ-60599
UPC
4988002401895
定価
1,995円

曲目

  1. Street of Dreams
    作曲:John Lewis,Victor Young
  2. To Antonio Carlos Jobim
    作曲:George Shearing
  3. Careful
    作曲:Jima Hall
  4. I See Nothing to Laugh About
    作曲:Marvin Fisher
  5. Without Words
    作曲:Jim Hall
  6. I Hear a Rhapsody
    作曲:Barker,Gaparre,Bard,Fragos
  7. To Tommy Flanagan
    作曲:George Shearing
  8. Emily
    作曲: Mercer,Mandel

演奏者

George Shearing
piano
Jim Hall
guitar

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.Concord 演奏編成.デュオ・ピアノとギター 共演者.GeorgeShearing

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kawagu

Author:kawagu
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