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The Best Of Jim Hall [書籍]{ジム・ホールの楽譜}

The Best of Jim Hall

オススメ度

★★★★☆

所感

The Best Of Jim Hallはジャズ・ギタリストであるジム・ホールのアルバムからギター演奏のみを採譜した楽譜です。14曲を約100ページにわたり掲載。五線譜のみでなく、ギターのタブ譜も表示されている。もちろんコードの表示もある。選曲は初期のアルバム「Jazz Guitar(1957年)」と1970年代の名盤が中心となっており、1980年以降の曲が2曲のみ。海外の書籍なのでもちろん英語だけど、注釈とかはなく一般的な楽譜記号で書かれているので英語がわからなくても問題ないかと思う。

内容を見たところ、わりとジム・ホールの弾き方を正確にコピーして採譜しているのではないかと思う。

ジム・ホールは特にバラードでメロディのスケール(音階)を弾くときに、複数の弦をまたがって弾かないで、1つの弦をローポジションからハイポジションに滑るようになだらかに上りながら弾くことが多いです。これはジム本人がいくつかの教則ビデオやインタビューで語っているように、音色を途切れないようにレガートにして、かつ他の弦にかわることで音色が変化しないようにするためです。一般的なギター奏法から考えるとジムの奏法は効率的な運指では無いため、あまりやる人はいないと思います。このようなジム独特の、普通は面倒くさい弾き方をこの楽譜ではわりと忠実に再現しているのが評価できる点だと思います。基本的にはメロディーの楽譜のみで、コードの押さえ方はあまり載っていないですが、構成上、避けられない箇所はところどころ独特なコードの押さえ方をタブ譜で表示しています。てことでギターをやる人にしか需要はないですが、インチキ楽譜ではなさそうなのでギタリストには星4つてとこ。

詳細

書籍タイトル
The Best Of Jim Hall
書籍シリーズ
Guitar Recorded Versions
出版年
2006
形態
書籍(英語)
販売元
HAL LEONARD Corporation / Official Site
発売日
2006
規格品番
HL00690697
UPC
07399990697
EAN(ISBN)
9780634080241
定価
$19.95

曲目

  1. Angel Eyes
    作曲: Matt Denis,作詞:Earl Brent
    p4~16
    採譜アルバム:Live!(1975年)
  2. I Can't Get Started With You
    作曲:Vernon Duke,作詞:Ira Gershwin
    p17~20
    採譜アルバム:Circles(1981年) *アルバムではWith Youの表示が省略されている
  3. My Man's Gone Now (from Porgy and Bess)
    作曲:Du Bose and Dorothy Heyward,George Gershwin,Ira Gershwin
    p21~25
    採譜アルバム:Intermodulation(1966年)
  4. Prelude To A Kiss
    作曲:Duke Ellington,作詞:Irving Gordon,Irving Mills
    p26~29
    採譜アルバム:Ballad Essentials(2000年,Concord)外部リンク*初出はAll Across The City (1989年)
  5. Rock Skippin'
    作曲:Duke Ellington,Billy Strayhorn
    p30~35
    採譜アルバム:Concierto(1975年) *オリジナルLPには無くCDになってから追加された曲。
  6. St. Thomas
    作曲:Sonny Rollins
    p35~44
    採譜アルバム:Alone Together(1972年)
  7. Sazanami
    作曲: Jimes S. Hall (Jim Hall)
    p45~56
    採譜アルバム:Textures(1997年)
  8. Simple Samba
    作曲: Jimes S. Hall (Jim Hall)
    p57~64
    採譜アルバム:...Where Would I Be?(1971年)
  9. Softly As In A Morning Sunrise (from "The New Moon")
    作曲:Sigmund Romberg,作詞:Oscar Hammerstein Ⅱ
    p65~69
    採譜アルバム:Alone Together(1972年)
  10. Stompin' At The Savoy
    作曲:Benny Goodman,Chick Webb,Edgar Sampson
    p70~75
    採譜アルバム:Jazz Guitar(1957年)
  11. Tangerine
    作曲:Victor Schertzinger,作詞:Johnny Mercer
    p76~81
    採譜アルバム:Jazz Guitar(1957年)
  12. Things Ain't What They Used To Be
    作曲:Mercer Ellington<
    p82~86
    採譜アルバム:Jazz Guitar(1957年)
  13. The Way You Look Tonight
    作曲:Jerome Kern,作詞:Dorothy Fields
    p87~94
    採譜アルバム:Live!(1975年)
  14. You'd Be So Nice To Come Home To
    作曲:Cole Porter
    p95~102
    採譜アルバム:Concierto(1975年)

テーマ : ギター
ジャンル : 音楽

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Listen to Art Farmer and the Orchestra (1962年)[CD]

Listen to Art Farmer and the Orchestra

オススメ度

★★★☆☆

所感

アート・ファーマーによるビッグバンドジャズのにぎやかしいアルバム。1曲目最初の数秒におけるアグレッシブな変態前奏に意表をつかれるが、それを乗り越えれば、全体的には普通の曲が聴けてそこそこ楽しめる。アート・ファーマーのやわらかいフリューゲルホーンが盛大なバンドの音に埋もれることなく耳に届き堪能できる。ただしギターは主にコードのバッキングが中心のためジム・ホール度は低いですが。

CDのジャケットやライナーノーツには演奏者(パーソネル)が一部省略されているのだが、Verveレコードの公式サイト(外部リンク)(注)を見る限り、ギタリストはもう一人、Barry Galbraith(バリー・ガルブレイス)がいるようだ。どの曲に誰が参加したという割り振りまで記述されていないので、ジム・ホールが弾いた曲はどれなのかは不明。判別がつくまでは聴き込んでいないよー。てことでビッグバンド好きにはよさげですが、ジム度低いってことで星3つー。

  • (注)本アルバムを発売したMercryレコードは2009年現在、Verveレコードの傘下にある

詳細

アルバムタイトル(原題)
Listen to Art Farmer and the Orchestra
アルバム名義
Art Farmer
アルバムタイトル(邦題)
リッスン・トゥ・アート・ファーマー&ザ・オーケストラ
アーティスト表記(日本語表記)
アート・ファーマー
収録年
1962/8/10,9/5,20
発売元,レーベル
Mercury Record Corporation (MG 20766)
所有盤
国内CD
CD発売元
ユニバーサルミュージック株式会社
CD販売元
ビクターエンタテインメント株式会社
CD発売日
2002/5/29
規格品番
UCCM-9075
UPC
498805301123
定価
1,835円(税込)

曲目

  1. Street of Dreams
     作曲:Sam M. Lewis,Victor Young
  2. Raincheck
     作曲:Billy Strayhorn
  3. Rue Prevail
     作曲: Art Farmer
  4. The Sweetest Sounds (from "No Strings")
     作曲:Richard Rodgers
  5. My Romance (from "Jumbo")
     作曲:Lorenz Hart,Richard Rodgers
  6. Fly Me To The Moon
     作曲:Bart Howard
  7. Naima
     作曲:John Coltrane
  8. Ruby
     作曲:Heinz Roemheld,Mitchell Parish

演奏者

Art Farmer
flugelhorn
Snooky Young
trumpet
Ernie Royal
trumpet
Clark Terry
trumpet
Ray Copeland
trumpet
Rolf Ericson
trumpet
Bernie  Glow
trumpet
Urbie Green
trombone
Jimmy Cleveland
trombone
Tommy Mitchell
torombone
Paul Faulise
trombone
Tony Studd
torombone
Ray Alonge
french horn
Jimmy  Buffington
french horn
Bob Northern
french horn
Danny Bank
reeds
Ray Beckenstein
reeds
Phil Bodner
reeds
Romeo Penque
reeds
Stan Webb
reeds
Phil Woods
reeds
Tommy Flanagan
piano
Barry Galbraith
guitar
Jim Hall
guitar
George Duvivier
bass
Charlie Persip
drums
Ray Barretto
percussion
Tony Studd
torombone
Willie  Rodriguez
percussion
Oliver Nelson
arranger,conductor

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.Mercury 共演者.ArtFarmer 演奏編成.ビッグバンド

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Sonny Rollins : What's New ? (1962年)[CD]

What's New ?

オススメ度

★★★★☆

所感

アルバムタイトルのWhat's New ?から想起してジャズのバラード・アルバムかな?と思いきやボサノヴァやラテン調の明るい曲(カリプソ)のアルバムでござましたー。ま、それはそれで。

1曲目#1.If ever I would leave youのボサノヴァからジム・ホールの長めのソロがあってこれはよいかなーと思ってたら曲自体が12分もあって大将ロリンズの独壇場がもっと長く続くのでした・・・。#2.Don't Stop The Carnivalはタイトル通りカーニバルをとめないでくれーっとお祭りなラテンあるいはカリプソ。ドンストープジカーニバーッと男女の陽気なコーラスのテーマが続いてその暑っ苦しさに激しくめまいを覚えたあとにロリンズとジムがひたすら1小節ごとに交代でアドリブフレーズを延々繰り返します。#3.Jungosoはジムが抜けてベースのシーケンスとコンガのリズムが印象的な、中近東、モロッコあたりの路地裏を思わせるような怪しげな曲。けっこうこの変な曲が好きかも。#4.Bluesongoも#3と同じ編成で、ちょっとジャズブルースっぽくなった曲。打楽器をドラムでなくてコンガとボンゴにするだけで、ブルースもこんなに印象ってかわるのかーって思う。独特。#5.The Night Has a Thousand Eyesでジム復活。これまたボサノヴァ。これまた9分超の長い演奏だが後半にジム・ホールの長めのギターソロが展開し、タメの聴いたメロディや流麗なスケール裁き、彼独自の4声ヴォイシングによるコードソロが聴けて垂涎でございます。#6.Brownskin Girl(プラウン スキン ガール)ではまた謎の陽気なコーラス隊が参加し曲名の通り「褐色肌のオニャノコ萌えーッ」と叫んでおりm・・・でなくて、唱和している陽気なサンバ曲。ジムの音がちょっと聞こえにくくなる・・・。前はそれほど好きでもなかったけど、今はいいかなと思いますので甘めの星4つ。すんませんつかれ気味でわけわからん。

詳細

アルバムタイトル(原題)
What's New ?
アルバム名義
Sonny Rollins
アルバムタイトル(邦題)
N/A
アーティスト表記(日本語表記)
N/A
収録年
1962/4/5,25.26,5/14
発売元,レーベル
RCA Records, Inc.
所有盤
海外CD
CD発売元
BMG FRANCE
CD発売日
1994
規格品番
BM720
JAN
743211931120
定価
N/A

曲目

  1. If ever I would leave you
    作曲
    Frederick Loewe, Kurt Weil
  2. Don't Stop The Carnival
    作曲
    Sonny Rollins
  3. Jungoso
    作曲
    Sonny Rollins
  4. Bluesongo
    作曲
    Sonny Rollins
  5. The Night Has a Thousand Eyes
    作曲
    Buddy Bernier, Jerry Brianin
  6. Brownskin Girl
    作曲
    Sonny Rollins

演奏者

Sonny Rollins
tenor saxophone
Jim Hall
guitar (on tracks 1,2,5,6)
Bob Cranshaw
bass
Ben Riley
drums (on tracks 1,2,5,6)
Candido Camero
congas,bongos (on tracks 3,4)
Willie Rodgriguez
percussion,unknownvocal choir (on tracks 2,6)
Dennis Charles
percussion,unknownvocal choir (on tracks 2,6)
Frabk Charles
percussion,unknownvocal choir (on tracks 2,6)

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.RCA 演奏編成.カルテット 共演者.SonnyRollins

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Paul Desmond : First Place Again (1959年)[CD]

First Place Again

オススメ度

★★★☆☆

所感

ポー ル・デズモンドのアルバムにジム・ホールが参加したアルバムは6枚あるが、これがその最初となる作品。1950年代の録音ということを考えたら、当時は相当先進的でスタイリッシュな、イケてるアルバムだったんじゃないかと思う。手持ちのポール・デズモンドの中ではこれが一番まともというか飽きにくいかなーと。

ポール・デズモンドは当時デイブ・ブルーベック・カルテット(The Dave Brubeck Quartet)に在籍しており、そのバンドで作曲したTake Five(テイク・ファイヴ、アルバム「Timeout(1959年)」に収録)で知名度が上がっていたころ。デズモンドがバンドに在籍しながらも、ソロ・プロジェクトとして制作されたのがこのアルバムということだ。リズム隊はMJQ(Modern Jazz Quartet)のメンバーであるコニー・ケイ(ドラム)とパーシー・ヒース(ベース)が参加している。

ジム・ホールに関してはそこそこ活躍の場があり、ファンとしてもなかなか楽しめ・・・といいたいところだが、なんだかギターの音が小さめな印象のミックスでちょっと不満。あくまで主役はデズモンドなので贅沢はいえないけど、明らかに右チャンネルのサックスがでかいというかきんきん響く割には左のフェーダー下げ気味じゃね?てな印象で定位があんまりよくない感じがする・・・持ってるのは最近リマスターしたCDなのでオリジナルのレコードや初期のCDではどうかわからないけど。

ジム・ホールのソロもちょこちょこあるわけだが、音色ははまだ昔ながらのやや細い音。しかし演奏スタイル、とりわけコードワークは徐々に独創性を出してきたように思える。#4.Greensleeves(グリーンスリーブス)ではガット弦のギター(クラッシクギター)を弾いており、当時のジムの音源としては珍しい。#3.2 Degrees East, 3 Degrees Westはジョン・ルイスらのアルバム「Grand Encounter : 2° East - 3° West」(1956年)[内部リンク]のタイトル曲のカバー。そのアルバムにはジム・ホールとパーシー・ヒースも参加していた縁で選曲となったようだ。ポール・デズモンドの輝くような、清々としたサックスのファンにはオススメかもしれないが、ジム・ホール的にはマニア向けかもー。てことで星3つ。

詳細

アルバムタイトル(原題)
First Place Again
アルバム名義
Paul Desmond
アルバムタイトル(邦題)
ファースト・プレイス・アゲイン
アーティスト表記(日本語表記)
ポール・デズモンド
収録年
1959/9/5,6,7
発売元,レーベル
Warner Bros (WS 1356)
所有盤
国内CD
CD発売元
株式会社ワーナー・ミュージック・ジャパン
CD発売日
2008/10/22
規格品番
WPCR-13185
UPC
4943674084043
定価
2,580円

曲目

  1. I Get Kick Out Of You
    作曲:Cole Porter
  2. For All We Know
    作曲:Sam M. Lewis,J. Fred Coots
  3. 2 Degrees East, 3 Degrees West
    作曲:John Lewis
  4. Greensleeves
    作曲:*traditional
  5. You Go To My Head
    作曲:Haven Gillespie,J. Fred Coots
  6. East Of The Sun
    作曲:Brooks Bowman
  7. Time After Time
    作曲:Sammy Cahn,Jule Styne

演奏者

Paul Desmond
alto sax
Jim Hall
guitar
Percy Heath
bass
Connie Kay
drums

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.WarnerBros 演奏編成.カルテット 共演者.PaulDesmond

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Ron Carter and Jim Hall : Telephone (1984年)[CD]{ライブ録音}

Telephone

オススメ度

★★★★☆

所感


テンションあがるわー!ジム・ホールとロン・カーターの共演ライブアルバム第3弾。前はそれほど好きでもなかったけど、最近聴きしたら良かった。珍しく観客の歓声が多めに入っていて興奮気味な会場の様子が良く伝わる。観客の熱気に応じるように2人の演奏もどこかいつものクールさを投げ打って、ヒートアップしたご様子でございます。レーベル主催のコンコード・ジャズ・フェスティバル(場所コンコード・パビリオン)での録音。演奏の勢いに押されて星4つ。

どういうわけか、録音の音質そのものはちょっとぼやっとしており、本アルバムより2年前の第2弾Live at Village West(1982年)[サイト内リンク]のほうが音は鮮明だ。マスター音源のせいかミックスがよくないのか原因は不明だけど、音的には第1弾のAlonte Together(1972年)に逆戻りした印象。

それにしても選曲や演奏には緩急抑揚があり、なかなかよい。4.Chorale and Danceはジム・ホールのオリジナルで、スリリングで多彩な展開に富んだ曲でよい。イントロとエンディングのスローな部分はバロック音楽から曲想を得たという。#5.Alone Togetherは1972年のものよりテンポが速めで、10分に及ぶ気合の入った聴き応えのある演奏だ。#6.Stardustはジムの複雑でありながら美しいギターバッキングにのせてロン・カーターが歌心たっぷりにベースを奏でるバラードで味わい深い。#7.Two's Bluesもジム・ホールのオリジナルで、名盤Concierto/アランフェス協奏曲(1975年)[サイト内リンク]でもベースはロン・カーターで、緊張感のあるカッコいいユニゾンを展開している。

詳細

アルバムタイトル(原題)
Telephone
アルバム名義
Ron Carter and Jim Hall
アルバムタイトル(邦題)
テレフォン
アーティスト表記(日本語表記)
ロン・カーター&ジム・ホール
収録年
1984/8
発売元,レーベル
Concord Records
所有盤
国内CD
CD発売元
ビクターエンタテインメント株式会社
CD発売日
2002/6/21
規格品番
VICJ-60931
JAN
4988002430215
定価
2,520円

曲目

  1. Telephone
    作曲:Ron Carter
  2. Indian Summer
    作曲:Victor Herbert,Al Dubin
  3. Candlelight
    作曲:Ron Carter
  4. Chorale and Dance
    作曲:Jim Hall
  5. Alone Together
    作曲:Haward Dietz,Arthur Schwarts
  6. Stardust
    作曲:Hoagy Carmichael,Mitchell Parish
  7. Two's Blues
    作曲:Jim Hall

演奏者

Jim Hall
guitar
Ron Carter
bass

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.Concord 共演者.RonCarter 演奏編成.デュオ・ベースとギター 録音.ライブ録音

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Ron Carter and Jim Hall : Live at Village West (1982年)[CD]{ライブ録音}

Ron Carter and Jim Hall Live at Village West

オススメ度

★★★☆☆

所感

ひそやかに熱い1枚。ジム・ホールとロン・カーターの共演ライブアルバム第2弾。ライナーノーツによると次の通り制作の経緯が紹介されている。

ニューヨークのNational Public Radioというラジオ局が、ヴィレッジ・ウエストでのライヴによる「ジャズ・アライヴ」という番組を放送していた。本アルバムでの演奏はそのために収録 されたものなのである。ジムとロンは、この音源の権利を自分たちに戻すという条件でO.K.し、そのテープがコンコードへと持ち込まれた

ジム・ホールとロン・カーターの共演第1弾は本アルバムから10年前のAlonte Together(1972年)。1970年代は2人ともそれぞれ個人の活動が忙しくなってデュオのライブができなくなっていたが、あれから10年たって1982年にデュオを再活動させたときのアルバムになる。

聴いてまず思ったのが、たった10年で録音技術ってすげー向上したんだなーと関心。同じ2人の演奏でも10年前の作品と比べて明らかに音質がクリアになってて、ギターの繊細な音使いがとてもよく聴こえる。一方、ロン・カーターのベースの音もブリブリとうねるような、ねっとりした音がはっきり聴こえてきてよいかも。

さて、肝心の曲だがそつなくハイレベルな演奏。#2.All The Things You Areはジムがよく弾く曲で、そのときによって3拍子だったり4拍子だったりするが本アルバムではミドルテンポの4拍子。#9.Laverne WalkのギターとベースのめんどくさいフレーズのユニゾンはConciertoのTwo's Bluesを思わせる、躍動感のある演奏で好き。しかし全体的にこれだー!ってな強力な1曲に欠けるような気がして惜しい。んなわけで星3つ。

詳細

アルバムタイトル(原題)
Live at Village West
アルバム名義
Ron Carter and Jim Hall
アルバムタイトル(邦題)
ライブ・アット・ザ・ヴィレッジ・ウエスト+2
アーティスト表記(日本語表記)
ロン・カーター&ジム・ホール
収録年
1982/11
発売元,レーベル
Concord Records
所有盤
国内CD
CD発売元
ビクターエンタテインメント株式会社
CD発売日
2002/6/21
規格品番
VICJ-60930
JAN
4988002430208
定価
2,520円

曲目

  1. Bag's Groove
    作曲:Milt Jackson
  2. All The Things You Are
    作曲:Jerome Kern,Oscar Hammerstein II
  3. Blue Monk
    作曲:Thelonious Monk
  4. New Waltz
    作曲:Ron Carter
  5. Down From Antigua [*bonus track]
    作曲:Jim Hall
  6. Summer Night [*bonus track]
    作曲:Harry Warren,Al Dubin
  7. St.Thomas
    作曲:Sonny Rollins
  8. Embraceable You
    作曲:George Gershwin,Ira Gershwin
  9. Laverne Walk
    作曲:Oscar Pettiford
  10. Baubles, Bangles And Beads
    作曲:Robert Wright,George Forrest

演奏者

Jim Hall
guitar
Ron Carter
bass

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.Concord 共演者.RonCarter 演奏編成.デュオ・ベースとギター 録音.ライブ録音

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Sonny Rollins & Jim Hall The Bridge [DVD]

Sonny Rollins Jim Hall DVD

オススメ度

★★★★★

所感

ソニー・ロリンズとジム・ホールが共演している映像のDVD。店頭で見かけたときは一瞬なにかと思って期待したが、曲のリストを見て察しはついた。内容を見て確認したが、これは予測通りアメリカのテレビ番組「Ralph Gleason's Jazz Casual」のVHSビデオから転用した映像だった。とほー。てことで詳しくは下記のそれぞれの内容をば。当然、内容はよいです。

内部リンク:Sonny Rollins : Ralph Gleason’s Jazz Casual Sonny Rollins [VHS]
内部リンク:Jazz Casual : Art Farmer Quartet (1964年)[VHS]
外部リンク:Ralph Gleason's Jazz Casual Web Site このVHSビデオの発売元

#1、2、3は「Ralph Gleason's Jazz Casual」からまるまる転用。#4は同番組にアート・ファーマーとジム・ホールが出演したときの映像から1曲のみ転用。ロリンズと関係ないじゃん・・・。#5、6は確かにロリンズの映像だがジム・ホールは関係ない。しかしやはり査収。ビデオデッキを廃棄したからやはりDVD化はありがたい。

  • DVDのパッケージには#1~3の収録日が1962年3月23日と表示されている。VHSビデオパッケージの表示(1966年)の説明と異なる日付だ。#1,2を収録したアルバム「The Bridge」の発売年が1962年なので、年号は1962年で確定かと思う。
  • #5、6については、ロリンズはよく知らないのですが日本人がギタリストだったのでびっくり。増尾好秋というギタリストで、調べてみると当時はかなり話題の人だったみたいですね。1973年なんて私はリアルタイムでは知らないものですから・・・。

詳細

メディア
DVD
アルバムタイトル(原題)
Sonny Rollins & Jim Hall The Bridge
名義
Sonny Rollins & Jim Hall
アルバムタイトル(邦題)
N/A
アーティスト表記(日本語表記)
N/A
収録年
1962/3/23 at San Francisco (#1,2,3),1964/1/10 at San Francisco(#4),1973 at Laren,Netherlands (#5,6)
発売元,レーベル
Salt Peanuts
所有
輸入ビデオ
発売日
2007
規格品番
Modan Jazz On DVD 44619
EAN
8436028696192
定価
-

曲目

  1. The Bridge
      作曲:Sonny Rollins
  2. God Bress The Child
      作曲:Arthur Herzog,Billy Holiday
  3. If I Ever Would Leave You
      作曲:Jay Lerner,Frederick Loewe
  4. My Kinda Love
      作曲:Jo'Trent,Louis Alter
  5. Don't Stop The Carnival
      作曲:Sonny Rollins
  6. St. Thomas
      作曲:Sonny Rollins

演奏者#1,2,3 (From;Ralph Gleason's Jazz Casual)

Sonny Rollins
tenorsaxsophone
Jim Hall
guitar
Bob Cranshaw
bass
Ben Riley
drums

演奏者#4 (From;Ralph Gleason's Jazz Casual)

Art Farmer
trumpet
Jim Hall
guitar
Steve Swallow
bass
Walter Perkins
drums

演奏者#5,6

Sonny Rollins
tenorsaxsophone
Walter Davis Jr.
piano
Yoshiaki Masuo
guitar
Bob Cranshaw
bass
David Lee
drums

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : 演奏編成.カルテット 共演者.ArtFarmer 共演者.SonnyRollins

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George Shearing,Jim Hall : First Edition (1981年)[CD]

First Edition

オススメ度

★★★★☆

所感

ジム・ホールのギターとジョージ・シアリングのピアノのデュオアルバム。アルバム全体的に明るい雰囲気だ。わりと親しみやすい演奏のアルバムなのでジャズの入門にもよさげかも。だがしかしヘビーなファンにはちょっと甘ったるくて、おもはゆい、物足りない、てな印象を受けるかも。判断が難しいが甘めの星4つにしときますわー。

このアルバムでのオススメはスタンダードの#6.I Hear a Rhapsodyだ。ちょっと速めのテンポで展開し、ソロを交互に受け渡しながら一気にかけぬける爽快なアレンジだ。まったくのアドリブというよりは、ある程度展開を練って演奏していると思われる。

また、楽器の録音の音がきれいでよく、臨場感が伝わる。ときおりジムおじさんが口ずさんでいるのがわかるけど、まぁそれはいつものことなので気にしない。ギターの音色はアンプの音をひろってるんだけど、若干、弦が鳴るアコギ的な生音もすこしミックスされているような印象。

ギターとピアノの演奏は繊細だが遊び心のあるかんじ。ジョージ・シアリングのピアノが優雅でありながら、かわいらしい部分もあるせいか、どこと無くジム・ホールのギターもいつもよりはリラックスして楽しく弾いてるようだ。ジャズバラードといえば哀愁を帯びた曲を想起することもあるが、本作品のバラード#3、#8では哀愁ではなく、みずみずしく恥らう乙女が夢見るようなロマンチックな曲が展開しており、わたくしのような汚れたおっさんは聞いててちょっとこっぱずかしくなることもあるのでこっそり一人で聴きます・・・。

詳細

アルバムタイトル(原題)
First Edition
アルバム名義
George Shearing , Jim Hall
アルバムタイトル(邦題)
ファースト・エディション
アーティスト表記(日本語表記)
ジョージ・シアリング&ジム・ホール
収録年
1981/9
発売元,レーベル
Concord Records
所有盤
国内CD
CD発売元
ビクターエンタテインメント株式会社
CD発売日
2000/6/7
規格品番
VICJ-60599
UPC
4988002401895
定価
1,995円

曲目

  1. Street of Dreams
    作曲:John Lewis,Victor Young
  2. To Antonio Carlos Jobim
    作曲:George Shearing
  3. Careful
    作曲:Jima Hall
  4. I See Nothing to Laugh About
    作曲:Marvin Fisher
  5. Without Words
    作曲:Jim Hall
  6. I Hear a Rhapsody
    作曲:Barker,Gaparre,Bard,Fragos
  7. To Tommy Flanagan
    作曲:George Shearing
  8. Emily
    作曲: Mercer,Mandel

演奏者

George Shearing
piano
Jim Hall
guitar

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.Concord 演奏編成.デュオ・ピアノとギター 共演者.GeorgeShearing

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My Funny Valentine - Jim Hall & Ricardo Pellican [Youtube]

ブートレッグっぽい。ジム・ホールとアルゼンチンのジャズギタリスト、Ricardo Pellican(リカルド・ペリカンと読むのか?)のギターデュオ。映像は粗いがジムの運指をしっかりアップで映したりしてる。演奏もなかなかよい。途中で終わってるのが残念。ジムの風貌から察すると80年代半ばごろかと。

My Funny Valentine - Jim Hall & Ricardo Pellican

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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Instractional DVD For Guitar Jim Hall[DVD]

Instractional DVD For Guitar Jim Hall[DVD]

オススメ度

★★★★☆

所感

ジ ム・ホール本人によるギターの教則DVD。VHSビデオのStarlicks Master Sessions With Jim Hall(1993年)[内部リンク]のDVD版でございます。てことで詳細はリンク参照のこと。VHSビデオと違うのは、DVDは日本の会社が再販していないため、日本語の対訳資料が無いこと。その代わり、VHSには無かったタブ譜と楽譜を掲載した冊子が同梱されている。しかしその楽譜らしきものは、ちょー簡単で略しすぎなので意味不明に近い。あまり役に立たないレベルの冊子です。とにかく、本製品のVHSカセット版は持っていたものの、ビデオデッキを廃棄してしまったわたくしにはDVD版が出て大助かりでございました。

おまけ。ジム・ホールが1964年にジミー・レイニーとのレコーディング(内部リンク)のために作った曲で、彼の代表作のひとつであるAll Across The Cityのコードを冊子から引用してみる。単にタブが羅列してるだけの状態なのでよくわからないのだが、大体こんな感じかなーと。縦棒の区切りが1小節分。スケールはD Melodic minor Scaleを使うのが肝らしい。*2/8ちょっと訂正

All Across The City : Chord

Dm7(9)|Dm7(9)|Cm7(9)|F7(13) E7|
Am7(9)|Am7(9)|Gm7(9) |C7(9,13) C7(9)|

FM7(9)                     |F#m7(9,11)B7(13) |
B♭7(13,-9) Em7-5| Em7(9,11) A7(13)|

A♭7(13,-9) Dm7-5 |Dm7(9,11)   C#m7-5 F#7(13)|
BM7 B♭m7(11)      |A7(-5)                                          |

詳細:DVDビデオ版

DVD ビデオタイトル(原題)
Instractional DVD For Guitar Jim Hall
名義
Jim Hall
収録年
1993
所有メディア
海外DVD
販売元
HAL LEONARD Corporation / Official Site
発売日
2006
規格品番
HL0032514
UPC
073999205145
EAN(ISBN)
9781423403302
定価
$19.95

曲目

  1. Subsequently
     作曲: Jim Hall
     演奏:全員。カルテット編成。
  2. Two's Blues
     作曲:Jim Hall
     演奏:Jim HallとSteve Laspinaのデュオ
  3. Three
     作曲:Jim Hall
     演奏:Jim HallとSteve Laspina、Larry Goldingsのトリオ
  4. All Across The City
     作曲:Jim Hall
     演奏:Jim HallとLarry Goldingsのデュオ
  5. Something Tells Me
     出演:Jane Hall
     演奏:Jim Hallのギターソロ
  6. Something Special
     出演:Jane Hall
     演奏:全員。カルテット編成。この曲に解説はなく、フェイドアウトする。

演奏者

Jim Hall
guitar
Larry Goldings
piano
Steve LaSpina
bass
Bill Stewart
drums

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : 演奏編成.カルテット 共演者.SteveLaSpina 共演者.LarryGoldings 共演者.BillStewart

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ジム・ホールとビル・フリゼールのギターデュオ[YouTube]

ジム・ホールとビル・フリゼールのギターデュオ。なんかレアな動画きたよーッ。テロップを見ると「UMBRIA JAZZ 95 "Jim Hall and Bill Frisell Duo"」と表示されている。UMBRIA JAZZ(公式サイト、外部リンク)はイタリアのペルージャにて毎年開催されるイベントらしい。それにしてもフリゼールはギターのデザインからして変態。以下まとめて3つ。

  • Jim Hall (ジム・ホール) : guitar
  • Bill Frisell (ビル・フリゼール) : guitar

Jim Hall-Bill Frisell Duo - "Big Blues"

ジム・ホールのオリジナル曲。ジム・ホールとアート・ファーマーのアルバムBig Blues(1978年)All Across The City(1989年)に収録。

Jim Hall-Bill Frisell Duo - "Throughout"

ビル・フリゼールの曲。昨年発売された2人のアルバムHemispheres(2008年)に収録。曲はだいぶ前からあったんだね。

Jim Hall-Bill Frisell Duo - "Amarillo Barbados"

ビル・フリゼールの曲らしい。

テーマ : YouTube動画
ジャンル : 音楽

tag : 共演者.BillFrisell

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Dedications & Inspirations (1994年)[CD]

Dedications & Inspirations

オススメ度

★★★☆☆☆

所感

ジム・ホールがひたすら一人でギターを弾いているアルバム。ベースやドラム、ピアノなどといった楽器は一切ない。基本的に一人でギター2本をリードとバッキングに分けて弾いて、オーバーダビングし1トラックにしている。一部(#10と#11)はギターソロで弾いている。ギターの音色がこれまでのアルバムからガラっとかわって、アコースティックギターで弾いているような印象を受ける。実際にアコギで弾いている曲もあるが、アンプ経由の音よりは、生音を拾っている割合が大きいのも特徴。

このアルバムはタイトルの「デディケイションズ&インスピレイションズ」が示している通り「献身と触発」という主題に基づいて制作されている。主に音楽家に対して尊敬の念をこめて捧げる曲と、絵画に曲想を得て書き下ろした曲を演奏している。ギターのみなので派手さに欠けるが、ジム・ホールが得たインスピレーションの対象を想像しながら演奏を聴くと、表層上の曲だけなく、また別の側面が見えてきておもしろい・・・てのはジム・ホール中毒度80%以上のファンでないと難しいかーっ!

曲と、「デディケイションズ&インスピレイションズ」の対象となる人物は次の通り。

  • Whistle Stop:アメリカの風刺コミック作家ゲイリー・ラーソンに捧げた曲。ゲイリー・ラーソンはジム・ホールのアルバムSomething Special(1993年)のジャケット(USオリジナルCD)を描いている。絵画のようにちょっとコミカルでかわいい曲だ。
  • Hawk:サックス奏者、コールマン・ホーキンスに捧げた曲。
  • Canto Nostálgico:「アルゼンチンの友人に捧ぐ」と表記されている。
  • Why Not Dance?:1940年代のスイングジャズ全盛期の音楽家ジミー・ランスフォードに触発されて書いた曲。
  • João:ボサノヴァの大御所であるジョアン・ジルベルトに捧げた曲。アントニオ・カルロス・ジョビンなどのブラジルの音楽家たちのボサノヴァが、ジム・ホールに影響を与えたとしている。ライナーノーツによると1950年代末にジム・ホールがエラ・フィッツジェラルドのツアーに同伴し南アメリカを訪れ、その後ツアーを離れて一人で6週間リオデジャネイロで過ごし、ボサノヴァを自分のスタイルに取り込んだと説明している。
  • Seseragi:日本の友人に捧げた曲。友人とはジム・ホールに師事したギタリストの井上智(いのうえ さとし)氏のこと。
  • All The Things You Are:妻のジェーン・ホール(Jane Susan Hall)に捧げた曲。ジェーンがこの曲が大好きだから、とのこと。ジム・ホールはこの曲をしばしば演奏するが、その理由をいつも妻が好きだからと答えている。なんつー愛妻家おやじ・・・!
  • Miró:スペインの画家、ジョアン・ミロの絵画から曲想を得た曲。
  • Mone:フランスの画家、クロード・モネの絵画から曲想を得た曲。
  • Bluesography:イントロおよび4部のパートから構成される12分の長い曲。ジャズギターの創始者であるチャーリー・クリスチャンと、初期のブルースギタリストのリードベリーに捧げた曲。
  • In A Sentimental Mood:スイングジャズの大家、」デューク・エリントンに捧げた曲。ジム・ホールはデユーク・エリントンの曲を本当に好きだといっている。ライナーノーツではジム本人のコメントでWe love you madly!と記述しているほどだ。ジムの2ndソロアルバム「It's Nice To Be With You」(1969年)ではギター2本で演奏しており、似たような雰囲気を持つが、それぞれの違いを楽しんでみるのも良い。
  • Matisse:フランスの画家、アンリ・マティスの絵画から曲想を得た曲。アルバムのジャケットはマティスの作品The Sorrow Of The King(王の悲しみ)を借用している。
    外部リンク:The Sorrow Of The King : Wikipedia(US)
  • Street Dance:サックス奏者、ソニー・ロリンズに捧げた曲。周知の通り、ロリンズとジムは何度か共演しており、ライナーノーツでジム・ホール自身が「ロリンズが私にカリプソを紹介した」と記述している。カリプソ調の南国を思わせる楽しい曲。

ライナーノーツにジム・ホール自身と、妻のジェーンによるコメントがあり、養女のデブラ・ホール(Devra Hall)によるジム・ホールの詳しい音楽経歴が記述されているのも特徴。

ジム・ホールはこの1994年のアルバムからTelarc(テラーク)レーベルに移籍し、この後しばらくの間Telarcからアルバムを発表することになるのだが、どうにもTelarcでのアルバムは後発のものほど曲がヘンテコになっていく傾向があるので要注意。

詳細

アルバムタイトル(原題)
Dedications & Inspirations
アルバム名義
Jim Hall
アルバムタイトル(邦題)
N/A
アーティスト表記(日本語表記)
N/A
収録年
1994/10/23,24
発売元,レーベル
Telarc International Corporation
所有盤
輸入CD
販売元
Telarc International Corporation
CD発売日
1994
規格品番
CD-83365
UPC
089408336522
定価
-

曲目

  1. Whistle Stop
    作曲
    Jim Hall,dedicated to Gary Larson
  2. Hawk
    作曲
    Jim Hall,dedicated to Coleman Hawks
  3. Canto Nostálgico
    作曲
    Jim Hall,dedicated to "My Friends In Argentina"
  4. Why Not Dance?
    作曲
    Jim Hall,inspired by Jimmy Lunceford(Jimmie Lunceford)
  5. João
    作曲
    Jim Hall,dedicated to João Gilberto
  6. Seseragi
    作曲
    Jim Hall,dedicated to "My Friends In Japan"
  7. All The Things You Are
    作曲
    Jerome Kern,dedicated to Jane Hall
  8. Miró
    作曲
    Jim Hall,inspired by Miró
  9. Monet
    作曲
    Jim Hall,inspired by Monet
  10. Bluesography
    作曲
    Jim Hall,dedicated to Charie Christian and Leadbelly
  11. In A Sentimental Mood
    作曲
    Duke Ellington,dedicated to Duke Ellington
  12. Matisse
    作曲
    Jim Hall,inspired by Matisse
  13. Street Dance
    作曲
    Jim Hall,dedicated to Sonny Rollins

演奏者

Jim Hall
electric guitar,acoustic guitar

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.Telarc 演奏編成.デュオ・ギターとギター

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Jim Hall - Ron Carter Duo : Alone Together (1972年){ライブ録音}

Alone Together

オススメ度

★★★★☆

所感


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Alone Together (Live) - Jim Hall & ロン・カーター

ギター弾きにはお勧めの1枚。ジム・ホールとロン・カーターが共演しているわけだが、1972年当時はほとんど前例がなかったというギターとベースによるデュオのジャズアルバム。2人の息がぴったりで、2人とも熟練の域に達しながらも生き生きした演奏が聴ける。演奏はわりと地味なのだが、聴けば聴くほど味が出るスルメのようなアルバムだ。ギターとベースのみという、一見して閑散としていそうな空間にじっくりと耳を傾けると、地味ながらもジム・ホールが卓越した複雑なコード演奏を展開し、音に常に変化を与え続けていることに気がつく。これが聴けば聴くほど味が出る要因かと思う。

さて、ジム・ホールの技量が過小評価される意見をしばしばきいたり見たりするのだが、それは前述のようにバッキングの複雑なコード演奏に注目されることはあるものの、ソロプレイに派手さが欠けるからだろう。やはり聴衆はわかりやすくてトリッキーなギターテクニックに注意が喚起されるものだ。いたしかたない。

しかし、ジム・ホールおじさまだってすごいんです。このアルバムを聴いているとそこかしこに、ハードロック、メタル御用達の中~上級テクニックであるスウィープ奏法が結構はいってます。ジム・ホールは後年の有名なアルバム「Concieto」(1975年)やよく推薦される「Llive!」(1975年)なんかにもスウィープを結構使っていて、ジムおじさんは大得意だったりすることがわかる。だがしかしあまりに綺麗に、ミスによるノイズが無く円滑に弾いているので、聴いてるだけだと逆にテクニカルな印象がしないんですお!

てことで、おそらくギターを少しでもやったことがある人ならその技量に気がつくと思うのだが、ギターをやったことない人だとジム・ホールの一体どこがすごいんだろ?てな感想をもたれやすいのだと思う。そういうわけで、ギターをたしなむ人なら(私もですが・・・)、聴いているといろいろ発見があるアルバムかもしれない。そうでない人もまったり楽しめるのでオススメかと。

楽器が云々はいいとして、スタンダードナンバー#8.Autumn Leaves(枯葉)の演奏は素晴らしい。テクニックがどうこう以前に単純に何か心が動かされる、素敵な演奏だ。ちなみにジャケットのデザインがクールですき。ジム・ホールのアルバムは変なジャケットが多いんだけどこれはかっこいいと思う。

詳細

アルバムタイトル(原題)
Alone Together
アルバム名義
Jim Hall - Ron Carter Duo
アルバムタイトル(邦題)
N/A
アーティスト表記(日本語表記)
N/A
収録年
1972/8/4
発売元,レーベル
MileStone Records(FANTASY,INC.)
所有盤
海外CD
CD発売元
MileStone Records(FANTASY,INC.)
CD発売日
1990
規格品番
OJCCD-467-2(M9045)
UPC
025218646727
定価
N/A

曲目

  1. St. Thomas
    作曲
    Sonny Rollins
  2. Alone Together
    作曲
    Haward Dietz,Arthur Schwarts
  3. Receipt Please
    作曲
    Ron Carter
  4. I'll Remember April
    作曲
    Don Raye,Gene De Paul,Pat Johnston
  5. Softly, As A Morning Sunrise
    作曲
    Sigmund Romberg
  6. Whose Blues
    作曲
    Jim Hall
  7. Prelude To A Kiss
    作曲
    Irving Gordon,Irving Mills,Duke Ellington
  8. Autumn Leaves
    作曲
    Joseph Kosma,Jacques Prevert,Jonny Mercer

演奏者

Jim Hall
guitar
Ron Carter
bass

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.MileStone 共演者.RonCarter 演奏編成.デュオ・ベースとギター 録音.ライブ録音

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Paul Desmond : Bossa Antigua (1964年)[CD]

Paul Desmond : Bossa Antigua

オススメ度

★★★☆☆

所感

ポー ル・デズモンドのまたまたオシャレさん室内ジャズ。いつものことですが悪くないがジム・ホール度で星3つ。タイトル通りボサノヴァ曲を中心としたアルバム。しっとり系でアダルトなかんじ。ポール・デスモンドはさわやかな曲の演奏が多いように思うが、これはわりと渋めな印象。

ジム・ホールは主にバッキングのギターで曲のために弾いてる印象を受けるが、地味に全曲ギターソロがある。あんまり個性はだしてない。しかしギターの音色はそれまでのカリカリした、いわゆる普通のクリーントーンから若干変化し、彼独特のEQ(イコライザー)のハイをカットしたような丸くて太い音質になっている。本作品と同時期のヘレン・メリルのアルバム(1965年)で、同様にギターサウンドの変化が見られたのでこのころからジム・ホールのギターの音作りが変わってきたと思われる。また、作曲にJane Herbert(ジム・ホールの奥さん)が名を連ねているのが興味深い。

詳細

アルバムタイトル(原題)
Bossa Antigua
アルバム名義
Paul Desmond
アルバムタイトル(邦題)
N/A
アーティスト表記(日本語表記)
N/A
収録年
1964/6/13(track 9),7/28(track 1,4,10),7/29(track 2,6),7/30(track 7,11),8/20(track 3,5,8)
発売元,レーベル
RCA Victor
所有盤
海外CD
CD発売元
BMGビクター株式会社
CD発売日
1999
規格品番
09026-68689-2
UPC
090266868926
定価
N/A

曲目

  1. Bossa Antigua
      作曲:Paul Desmond
  2. The Night Has a Thousand Eyes
      作曲:Paul Desmond
  3. O Gato
      作曲:Jane Herbert
  4. Samba Cantina
      作曲:Paul Desmond
  5. Curacao Doloroso
      作曲:Paul Desmond
  6. A Ship Without a Sail
      作曲:Lorenz Hart; Richard Rodgers
  7. Alianca
      作曲:Paul Desmond
  8. The Girl from East 9th Street
      作曲:Paul Desmond
  9. The Night Has a Thousand Eyes [Alternate Take]
      作曲:Buddy Bernier,Jerry Brainin
  10. Samba Cepeda
      作曲:Paul Desmond
  11. O Gato [Alternate Take]
      作曲:Jane Herbert

演奏者

Paul Desmond
alto sax
Jim Hall
guitar
Eugene Wright
bass (except track 9 )
Gene Wright
bass (on track 9)
Connie Kay
drums

tag : レーベル.RCA 演奏編成.カルテット 共演者.PaulDesmond

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Sonny Rollins : The Bridge (1962年)[CD]

The Bridge : Sonny Rollins

オススメ度

★★★★★

所感


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The Bridge - Sonny Rollins

熱い1枚。内容もよく、ジム・ホールも大活躍で文句なしの星5つ。ソニー・ロリンズが2度目の活動休止(1959年8月~1961年11月の約2年間)から復帰した時、RCAレコードとアルバムを制作する事となった。そのRCAから復帰作として初めてリリースしたアルバム。

ソニー・ロリンズはレコーディングにあたり、よくあるカルテット編成のサックス、ピアノ、ベース、ドラムのうち、ピアノに替えてギターを採用した。当時、カルテット編成では和音を担う楽器としてピアノが入るのが常識で、そのピアノを差し置いてギターが登場することは極めて珍しいことだったという。

アルバム「サキソフォン・コロッサス」(1956年)の成功により、以降ジャズシーンで注目を集めることとなったロリンズが復帰作にピアノの替わりにギターを採用したことは新規性があり、このアルバムを制作する上でギターはただの伴奏楽器以上に重要な役割をもっていた。ジム・ホールはピアノと同等あるいはそれ以上の演奏を実現し、このアルバムのよりよい完成に貢献していると思える。

・・・とわいうものの、実はギタリストに当初はハンガリー出身のギタリストであるアッティラ・ゾラーに声がかかったが、スケジュールの都合が合わず、ジム・ホールが紹介されたという。

楽曲について。特筆すべきはタイトル曲の#3.The Bridge(橋)。曲名はソニー・ロリンズが隠遁中にサックスの練習に打ち込んだニューヨークのウィリアムズバーグ橋に由来している。非常に速いテンポで技巧的な旋律を情熱的に吹き上げている。その熱い演奏に呼応するようにジム・ホールのギターもいつに無く情感がほとばしったバッキングとソロを展開し、聴き応えがある。はたまたビリー・ホリデイのカバーである#5.God Bless the Childではソニー・ロリンズとジム・ホールとも内省的でありながらゆるやかに包み込むようなバラードでじっくりと染み込むような優しいバラードを展開し、実に魅力的だ。そのほかの曲もソニー・ロリンズの「我が道を行く」的な大胆で包容力のあるプレイが魅力的だ。ジム・ホールは全曲で演奏し、全曲ソロパートがあるなどロリンズと同等に活躍している。ふつーのジャズとして聴くのも満足だし、ジム・ホールのファンなら抑えておきたい1枚だ。

  • この後、ジム・ホールはライブなどでロリンズのオリジナル曲であるカリプソ調の「St.Thomas(セント・トーマス)」を頻繁に演奏している。また、ジム・ホールはロリンズの影響でカリプソ調の曲をいくつか作曲している(Biminなど)。
  • アメリカのテレビ番組「Ralph Gleason’s Jazz Casual」(1962年6月6日?)ではこのアルバムから2曲、アルバムWhat's Newから1曲がスタジオで演奏された。映像は1999年にVHSビデオとして発売された。映像は必見。オススメだ。
  • 内部リンク:Sonny Rollins : Ralph Gleason’s Jazz Casual Sonny Rollins [VHS]

詳細

アルバムタイトル(原題)
The Bridge
アルバム名義
Sonny Rollins
アルバムタイトル(邦題)
アーティスト表記(日本語表記)
ソニー・ロリンズ
収録年
1962/1/30 (on track 5),1962/2/13 (on tracks 2,3,6),1962/2/14 (on tracks 1,4)
発売元,レーベル
RCA Records, Inc.
所有盤
国内版CD
国内CD発売元
株式会社BMGファンハウス
国内CD発売日
2001/7/25
規格品番
BVCJ-37209
JAN
4988017602140
定価
2,100円(税込)

曲目

  1. Without a Song
    作曲: Billy Rose,Edward Eliscu,Vincent Youmans
  2. Where Are You?
    作曲:Harold Adamson,Jimmy Mc Hugh
  3. John S.
    作曲:Sonny Rollins
  4. The Bridge
    作曲:Sonny Rollins
  5. God Bless the Child
    作曲:Arthur Herzog,Billy Holiday
  6. You Do Something to Me
    作曲:Cole Porter

演奏者

Sonny Rollins
tenor saxophone
Jim Hall
guitar
Bob Cranshaw
bass
Ben Riley
drums (on tracks 1,2,3,4,6)
H.T. Saunders
drums (on track 5)

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.RCA 演奏編成.カルテット 共演者.SonnyRollins

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kawagu

Author:kawagu
江ノ島が好き。

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