Jim Hall And Friends,Vol.1 Live At Town Hall (1990年)[CD]{ライブ録音}

Jim Hall And Friends,Vol.1 Live At Town Hall

オススメ度

★★★★☆

所感



iTunes Jim Hall
Live At Town Hall: Volumes 1 & 2 - Jim Hall

(2011/5/23 追記:再発について後述)JVC Jazz Festival内の企画のひとつであったジム・ホール活動35周年のイベントライブ"The Jim Hall Invitational"の模様を収録したアルバムの第1巻。ジム・ホールがそれまで共演してきた縁のあるプレイヤーとの演奏が楽しめる。なお、本アルバムは続きとなる第2巻「Jim Hall And Friends,Vol.2 Live At Town Hall」がある。

#1から#6までの前半はベースや管楽器とのデュオが楽しめる。曲はスタンダードばかりで聴きやすい選曲。デュオならではの対話するような、密度の高い演奏が魅力だ。#1、#2は歴戦の盟友、ロン・カーター(ベース)との安定感のあるデュオ。#3、#4はボブ・ブルックマイヤー(トロンボーン)との軽やかで溌剌としたデュオ。特に小気味よいメロディーとリズムの#4.Begin the Beguineが好き。#5、#6はジェリー・マリガン(バリトン・サックス)とのデュオ。ジェリー・マリガンの音色のなんといやらしいことか!これが背中で語る男のダンディズムってやつでしょうか。ジェリー・マリガンの名盤アルバム「Night Lights」(1963年)の艶っぽさは年老いても色あせることはなかったのであった。

#7からの後半はベースとドラム、それにストリングス(バイオリンなど)を絡めた編成でのセッション。ベースはスティーブ・ラスピナ、ドラムはテリー・ クラークといった布陣で、80~90年代のジム・ホールのバックを支えたキーパソンで安定したリズム隊。そこに70~80年代にジム・ホールのサポートとして活躍したドン・トンプソンがピアノで加わればそれはもう完璧意外の何者でもないと期待に胸をときめかせつつ聴いてみれば、ズッギャーなんじゃこれ!と驚嘆の変態ストリングスアレンジで#7.1953 "Thesis"と#8.Abstract and Dreamsが開幕。初めて聴いた当時はあまりの難解さに毛嫌いしておりましたが、ジム・ホールを聞き続けて十余年、最近はなんだかこれ、カッコイイんでないかい?と思った。初心者には敷居が高いと思いますが、イントロのとっぴさを抜ければ中盤からはなかなかよくきこえます。#9.Laura's Dreamはビブラフォンのゲイリー・バートンを迎えて、物悲しげな曲で締め。これも最初はぜんぜんすきじゃなかったけど、今聞き返すときれいなメロディだな、と思える。つーかこれアストル・ピアソラの曲ですか。いまごろ気がついた。

てことで前半は誰でもいつでも聴きやすく、後半はいつかきっと好きになれる、そんなアルバム。てことで以前は星3つだったが4つに昇格。

(2011/5/23 追記)現在、本アルバムはCD2枚組として再発されているようです。
CD販売 Complete Town Hall Concert by Amazon
mp3ダウンロード Live At Town Hall: Volumes 1 & 2 by Amazon
mp3ダウンロード Live At Town Hall: Volumes 1 & 2 - Jim Hall by iTunes
オマケ追記:
今気が付いたが、アルバム制作のプロデューサーはかつてA&MのHorizonレーベルを立ち上げたジョン・スナイダー/ John Snyder。なるほど、いい内容なわけだ。

詳細

アルバムタイトル(原題)
Jim Hall And Friends,Vol.1 Live At Town Hall
アルバム名義
JIM HALL AND FRIENDS
アルバムタイトル(邦題)
N/A
アーティスト表記(日本語表記)
N/A
収録年
1990/6/26
発売元,レーベル
Music Masters Inc.
所有盤
輸入CD
発売元
BMG Music
CD発売日
1991
規格品番
5050-2-C
UPC
016126505022
定価
-

曲目

  1. Alone Together
    作曲
    Haward Dietz,Arthur Schwarts
  2. St. Thomas
    作曲
    Sonny Rollins
  3. Skylark
    作曲
    Hoagy Carmichael
  4. Begin the Beguine
    作曲
    Cole Porter
  5. All the Things You Are
    作曲
    Oscar Hammerstein
  6. Prelude to a Kiss
    作曲
    Duke Ellington
  7. 1953 "Thesis"
    作曲
    Jim Hall
  8. Abstract and Dreams
    作曲
    Don Thompson
  9. Laura's Dream
    作曲
    Astor Piazzola

演奏者

Jim Hall
guitar (on all tracks)
Steve LaSpina
bass (on tracks 7,8,9)
Terry Clarke
drums (on tracks 7,8)
Ron Carter
bass (on tracks 1,2)
Bob Brookmeyer
tromborne (on tracks 3,4)
Gerry Mulligan
baritone sax (on tracks 5,6)
Don Thompson
piano (on tracks 7,8) arranger (on tracks 7,8)
Gary Burton
vibraphone (on track 9)
Kent Moore
cello (on tracks 7,8,9)
Shem Guibbory
violin (on tracks 7,8,9)
Richard Henrickson
violin (on tracks 7,8,9)
Diedra Lawrence
viola (on tracks 7,8,9)
Tommy Kamp
strings arranger (on tracks 7,8,9)
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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : 演奏編成.デュオ・サックスとギター 演奏編成.デュオ・ベースとギター レーベル.MusicMasters 録音.ライブ録音 共演者.TerryClarke 共演者.SteveLaSpina 共演者.RonCarter 共演者.BobBrookmeyer 共演者.GerryMulligan 共演者.GaryBurton

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Live at the North Sea Jazz Festival (1979年)[CD]{ライブ録音}

Live at the North Sea Jazz Festival

オススメ度

★★★★☆

所感

しみるねぇ。ジム・ホールのギターとボブ・ブルックマイヤーのトロンボーンのデュオによるライブ録音のアルバム。この取り合わせは音数が少なさそうと、一見さみしげな印象を与えるが、そんなことはない。コクのあるトロンボーンの音色は実に味わい深く、ジム・ホールの中低域のきいたマイルドな音色と絶妙な絡みをみせる。疲れたときに聴くと、ほっとする1枚。ジム・ホールとボブ・ブルックマイヤーは1950年代後半、ジミー・ジュフリーがリーダーのトリオで一時的にメンバーとなっており、アルバム「The Four Brothers Sound」(1958年,Atlantic)などを発表している。両者は旧知の仲とあってか、相手の手を知り尽くしたように音の受け渡しを行い、徐々に積み上げられていく音の重なりがいっそう密度の高い演奏を実現している。声高に誰にでも進められる1枚というわけではないが、ジム・ホールのファンならぜひとも聴いておきたい渋めの1枚だ。

詳細

アルバムタイトル(原題)
Live at the North Sea Jazz Festival
アルバム名義
Jim Hall,Bob Brookmeyer
アルバムタイトル(邦題)
N/A
アーティスト表記(日本語表記)
N/A
収録年
1979/6/14
発売元,レーベル
Challange Records B.V.
所有盤
輸入CD
CD発売元
Challange Records B.V.
CD発売日
1999
規格品番
CHR 70063
EAN
608917006322
定価
-

曲目

  1. Skating in Central Park
    作曲
    John Lewis
  2. I Hear A Rhapsody
    作曲
    Jack Baker,George Fregos,Dick Gasparre
  3. My Funny Valentine
    作曲
    Richard Rodgers,Lorernz Hart
  4. Body And Soul
    作曲
    Edward Heyman,Robert Sour,Frank Eyton,John Green
  5. In A Sentimental Mood
    作曲
    Duke Ellington
  6. Sweet Basil
    作曲
    Jim Hall,Bob Brookmeyer
  7. Darn That Dream
    作曲
    DeLange,Van Heusen
  8. St. Thomas
    作曲
    Sonny Rollins

演奏者

Jim Hall
guitar
Bob Brookmeyer
tromborne

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.Chalange 演奏編成.デュオ・サックスとギター 共演者.BobBrookmeyer 録音.ライブ録音

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Jimmy Giuffre with Jim Hall Trio & Quartet (1956年~1960年)

Jimmy Giuffre with Jim Hall Trio & Quartet

オススメ度

★★☆☆☆

所感

このシンプルさがええね。複数のアルバムから寄せ集めたコンピレーションCD。ドラムがいなく、基本はジミー・ジュフリー(クラリネット、テナーサックス)、ジム・ホール(ギター)とベースという地味ーなトリオでよくもまぁこれだけやってたもんだと。ベースはかなり頻繁に入れ替わってる。ジム・ホールがよく弾く曲の「Careful」のおそらく初出となる音源も収録されている。ジミー・ジュフリーのトリオはベースのかわりにボブ・ブルックマイヤー(Bob Brookmeyer、トロンボーン)がいた時期もあったのだが、トロンボーンがいる音源が収録されていないのが残念。実にマニア向けなので星2つ。

追記:14,Four Brothersのライブ音源はジミー・ジュフリーの正式なアルバムには未収録らしい為、この1曲だけにこのコンピレーションの価値があるかもしれません。

詳細

アルバムタイトル(原題)
Jimmy Giuffre with Jim Hall Trio & Quartet
アルバム名義
Jimmy Giuffre
アルバムタイトル(邦題)
N/A
アーティスト表記(日本語表記)
N/A
収録年
1956-1960
発売元
Sarabandas srl
所有盤
輸入CD
CD発売日
1995
規格品番
CD53252
EAN
8004883532520
定価
-

曲目

  1. The Song Is You
  2. 作曲
    Jerome Kern,Oscar Hammerstein II
  3. Gotta Dance
  4. 作曲
    Jimmy Giuffre
  5. The Train And The River
  6. 作曲
    Jimmy Giuffre
  7. Two Kinds Of Blues
  8. 作曲
    Jimmy Giuffre
  9. Voodoo
  10. 作曲
    Jimmy Giuffre
  11. Crazy She Calls Me
  12. 作曲
    Carl Sigman,Bob Russell
  13. That's the Way It Is
  14. 作曲
    Jimmy Giuffre
  15. My All
  16. 作曲
    Jimmy Giuffre
  17. Crawded Suite
  18. 作曲
    Jimmy Giuffre
  19. The Green Country (New England Mood) [bonus track]
  20. 作曲
    Jimmy Giuffre
  21. The Little Melody
  22. 作曲
    Jimmy Giuffre
  23. Careful
  24. 作曲
    Jim hall
  25. The Crab
  26. 作曲
    Jimmy Giuffre
  27. Four Brothers
  28. 作曲
    Jimmy Giuffre

演奏者#1-9 アルバム「The Jimmy Giuffre 3」1957年(録音1956年12月;1957年12月-#10)

Jimmy Giuffre
tenor saxophone(and,cl/ts/bars)
Jim Hall
guitar
Ralph Pena
bass

演奏者#10.The Green Country (New England Mood) アルバム「Trav'lin' Light」1958年,Atrantic(録音1957年12月2日)

Jimmy Giuffre
clarinet
Jim Hall
guitar
Jim Atlas
bass

演奏者#11.The Little Melody アルバム「Seven Pieces」1959年,Verve(録音1959年1月)

Jimmy Giuffre
tenor saxophone
Jim Hall
guitar
Red Mitchell
bass

演奏者#12.Careful アルバム「The Easy Way」1960年,Verve(録音1959年8月6日~7日)

Jimmy Giuffre
tenor saxophone
Jim Hall
guitar
Ray Brown
bass

演奏者#13.The Crab アルバム「Jimmy Giuffre Quartet in Person」1960年,Verve(録音1960年)

Jimmy Giuffre
tenor saxophone
Jim Hall
guitar
Beul Neidlinger
bass
Bill Osborne
drums

演奏者#14.Four Brothers (録音1959年8月)

Jimmy Giuffre
tenor saxophone
Jim Hall
guitar
Buddy Clark
bass

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : 演奏編成.トリオ 演奏編成.カルテット 共演者.RedMitchell 共演者.JimmyGiuffre

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Hampton Hawes : All Night Session!1~3 (1956年)[CD]

Hampton Hawes : All Night Sessions

オススメ度

★★☆☆☆

所感

マニアイテム。元は3枚のLPを2枚のCDに収録。ジム・ホールの出番も多いのだが、いかんせん同じような調子の曲が続いてちょっと変化にとぼしい。てことで星2つ。音は良いですよー。

詳細

アルバムタイトル(原題)
All Night Session!1~3 with the Hampton Hawes Quartet
アルバム名義
Hampton Hawes
アルバムタイトル(邦題)
オールナイト・セッション(+1),ハンプトン・ホーズ
アーティスト表記(日本語表記)
ハンプトン・ホーズ
収録年
1956/11/12,13
発売元
Contenporary Records,Inc
所有盤
国内版CD
国内CD発売元
ビクターエンタテインメント株式会社
国内CD発売日
2001/6/21
規格品番
VICJ-60782-3
JAN
4988002415151
定価
4,095円(税込)

曲目:Disc1

  1. Jordu
  2. 作曲
    Duke Jordan
  3. Groovin' High
  4. 作曲
    Dizzy Gillespie
  5. Takin' Care
  6. 作曲
    Hampton Hawes
  7. Broadway
  8. 作曲
    Woode,McRae,Bind
  9. Hampton's Pulpit
  10. 作曲
    Hampton Hawes
  11. I'll Remember April
  12. 作曲
    Raye,DePaul,Johnston
  13. I Should Care
  14. 作曲
    Stordahl,Weston,Cahn
  15. Woody'n You
  16. 作曲
    Dizzy Gillespie
  17. Two Bass Hit
  18. 作曲
    Gillespie,Kewis

曲目:Disc2

  1. Will You Still Be Mine
  2. 作曲
    Dennis,Adair
  3. April In Paris
  4. 作曲
    Duke,Harburg
  5. Blue 'n Boogie
  6. 作曲
    Gillespie,Paparelli
  7. Do Nothin' Till You Hear From Me
  8. 作曲
    Ellington,Russell
  9. Blues #3
  10. 作曲
    Hampton Hawes
  11. Between The Devil And The Deep Blue Sea
  12. 作曲
    Arlen,Koehler
  13. Blues #4
  14. 作曲
    Hampton Hawes
  15. Blues Of A Sort [bonus track]
  16. 作曲
    Hampton Hawes

演奏者

Hampton Hawes
piano
Jim Hall
guitar
Red Mitchell
bass
Bruz Freeman
drums

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : 演奏編成.カルテット 共演者.RedMitchell 共演者.HamptonHawes レーベル.Contemporary

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Sonny Stitt : Stitt Plays Bird (1963年)[CD]

Sonny Stitt : Stitt Plays Bird

オススメ度

★★★★☆

所感

ジャケットのイラストがちょっと不気味なんだが、内容はよい。ソニー・スティット(アルトサックス)がチャーリー・パーカーの曲をカバーしたアルバム。アルバムタイトルのバードとはチャーリー・パーカーの愛称で、タイトルが内容そのものをあらわしている。ジム・ホールのギターはそれほど目立つ存在ではないのだが、普通にサックスのアルバムとしてはいいよなーてことで甘めの星4つ。

ジムの演奏に関してはバッキングのリズムギターとしての役割の比重が高い。アドリブソロは数曲である。しかし注意が向きがちなアドリブよりも、サックスとギターでテーマをユニゾンで弾いてる曲が多く、テーマのほうが印象的だ。ジム・ホールのギターと管楽器との関連ではアート・ファーマーやソニー・ロリンズと対等に渡り合った共演が思い浮かぶが、このアルバムではあんなふうには目立ってはいない。あくまで主役はソニー・スティットのサックスという作りだ。てことでジム・ホールのファンにはちと物足りないかもしれないが、ジャズ・アルバムとしてはおすすめなので手にして損はしないかと思うですだ。

詳細

アルバムタイトル(原題)
Stitt Plays Bird
アルバム名義
Sonny Stitt
アルバムタイトル(邦題)
スティット・プレイズ・バード
アーティスト表記(日本語表記)
ソニー・スティット
収録年
1963/1/29 at NYC
オリジナルレコードレーベル,カタログナンバー
Atlantic SD1418
所有盤
国内版CD
CD発売元
株式会社イーストウェスト・ジャパン
CD販売元
株式会社ワーナーミュージック・ジャパン
国内CD発売日
1998/7/25
規格品番
AMCY-1182
JAN
4988029118240
定価
2,100円(税込)

曲目

  1. Ornithology
  2. 作曲
    Charlie Parker, Benny Harris
  3. Scrapple From The Apple
  4. 作曲
    Charlie Parker,Criterion
  5. My Little Suede Shoes
  6. 作曲
    Charlie Parker
  7. Parker's Mood
  8. 作曲
    Charlie Parker,Savoy
  9. Au Privave
  10. 作曲
    Charlie Parker,Jatap
  11. Ko-Ko
  12. 作曲
    Charlie Parker,Savoy
  13. Confirmation
  14. 作曲
    Charlie Parker
  15. Hootie Blues
  16. 作曲
    Jay McShann,Leeds
  17. St. Thomas
  18. 作曲
    Charlie Parker

演奏者

Sonny Stitt
alto sax
John Lewis
piano
Jim Hall
guitar
Richard Davis
bass
Connie Kay
drums

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.Atlantic 共演者.SonnyStitt 共演者.JohnLewis 共演者.ConnieKay 共演者.RichardDavis 演奏編成.クインテット

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Jim Hall : Jazz Impressions Of Japan & Live In Tokyo (1976年)[CD]{ライブ録音}

Jazz Impressions Of Japan / Live In Tokyo : Jim Hall

オススメ度

★★★★☆

所感

意外とイケてます。日本のキングレコードが発売した2つのLPレコードアルバム「Jazz Impressions Of Japan/無言歌」と「Live In Tokyo/ライヴ・イン・トーキョー」を1枚にまとめたお徳版。LP2枚分の全曲はCD枚に入りきらず、曲がカットされて収録されている。実に残念!もし入手できるなら元の2枚のアルバムそれぞれを堪能するのが本来望ましい。それぞれ単独で楽しむなら星5つだが、この2in1CDでは曲が補完されていなく残念ッってことで星4つ。

CDジャケト上側はアルバム「Jazz Impressions Of Japan」のもので、1976年11月に東京で録音したものです。ジム・ホールのイラストを初めて見たとき、そのくどめの絵に少し退きましたが、演奏の内容は実に素晴らしいです。ジム・ホールのオリジナル作曲で代表曲のひとつ「Careful」がやや速めのテンポで演奏されたテイクがあり、スリリングで熱い展開となっています。
ジャケット下側の絵はアルバム「Live In Tokyo/ライブ・イン・トーキョー」。1976年10月28日の中野サンプラザでのライブ音源を収録。ドラムの盟友テリー・クラークとの競演 「Twister」が熱い。アコースティックギターで珍しくザカザカとカッティングメインのナンバー。
これら2つのアルバムからは全体的に元気で勢いのある内容が選曲されており、内省的で渋めと思われがちなジム・ホールの明るく快活な一面がわかります。
以下、元の2枚のアルバムの個別情報など。

「Jazz Impressions Of Japan」の初回LPと再発LP
このCDの元となっているLP「Jazz Impressions Of Japan」は初回発売版と再発売版の2種類があります。

LP「無言歌/Jazz Impressions Of Japan」(カタログ#GXU-1、1977年、このCDのジャケットの上側
収録曲 A面:Something for Now,Echo,Without Words,B面:Two Special People,Kyoto Bells
初回LPではダイレクトカッティングという録音方法が採用され、非常に高音質だったそうです。

Jm Hall : Jazz Impressions Of Japan LP
写真は1980年に再発
されたJazz Impressions
Of Japan(GP-3216)の
ジャケット。知人の所有
レコードを撮影。

再発LP「無言歌/Jazz Impressions Of Japan」(カタログ#GP-3216,1980年)
再発LPは曲の追加とジャケットの変更があります。ジャケットについては草原にたつ1本の樹木の絵になっています。1980年のジム・ホール来日コンサートを記念して再発されたそうです。
収録曲 A面:Light,Careful,Kyoto Bells,B面:Without Words,Echo,Young One,Two Special People,Something For Now

つまり、CDの収録曲は再発LPのA面1~3曲目とB面1曲目の4曲(太字)を収録したものっとなっています。しかしながらCDジャケットには初回のLPのものを採用しており、かなりややこしいことになっています。なお、CDの音源はダイレクトカッティングのLPから再編集したのではなく、テープ録音から編集しています。ライナーノーツを引用する次の通り。

「本CDはダイレクト・カッティングと平行して収録された通常のアナログ・テープ録音から編集しています」

無言歌/Jazz Impressions Of Japanの単品CDについて
一度CD化されたようですが、残念ながら廃盤で再発されていないため私もCD版は所有していません。
検索で確認したところCDはKICJ-8023 1993年9月22日発売 2,345円として発売されたようです。(2011/7/4追記、CD版を査収 CD版はこちら)

ダウンロード販売があります。
Jazz Impressions Of Japanは、現在はジム・ホールがアルバムをリリースしてい るレーベルArtistShareで、誰でもLP収録の全8曲のリマスター音源(mp3)をダウンロード購入できます。非常にオススメ。
購入リンクはこちら(海外サイトになります。購入などは自己責任でお願いします)
当初からこのアルバムをダウンロード販売する目的だったのではなく、Jim Hall/Bill Frisell Duoのアルバム「Hemispheres」(2008年)の発売延期に関し予約注文者への代替措置として2008年1月5日に注文者には無償で配信されたという経緯があります。

このCDに収録されていない「Young One」と「Two Spesial People」はジム・ホールのギターとドン・トンプソンのピアノによるデュオになっており、実に繊細で綺麗な音楽を堪能できます。まじヤバイ。これが廃盤とかないわ!「Something For Now」はジム・ホールの12弦ギター1本でのギターソロ曲。Jazz Impressions Of Japanはこの完全版ともいえる全曲がそろってこそ名盤といえます。

なお、ダウンロード購入では、ボーナストラックとして「Live in Tokyo」のLPに収録されなかった未発表音源の曲「LuLu's Back In Town」が入手できます。

「Live In Tokyon」の初回LPと再発LP
このCDの元となっているLP「Live In Tokyo」も初回発売版と再発売版の2種類があります。

LP「Jim Hall Trio/Live In Tokyo」(カタログ#GP-3513,1977年、このCDのジャケットの下側)
収録曲 A面:Billie's Bounce,Twister,Seclet Love,B面:Chelsea Bridge,St.Thomas
このCDのジャケットは初回LPのジム・ホールの写真のものだが、収録曲は下記再発LPの「Secret Love(music by Sammy Fain and lyrics by Paul Francis Webster)」が無い選曲となっています。

再発LP「Jim Hall Trio/Live In Tokyo」(カタログ#GP-3217,1980年の再発版)
収録曲 A面:Billie's Bounce,Twister,Concierto De Aranjuez,B面:Chelsea Bridge,St.Thomas
このCDではこちらの再発LPから全5曲を収録。再発LPは初回LPに収録されていた1曲Secret Loveが省略され、代わりに「Concierto De Aranjuez(アランフェス協奏曲)」が収録されています。また、ジャケットはジム・ホールのイラストに変更されています。LPレコードのLive In Tokyoに「Concierto De Aranjuez(アランフェス協奏曲)」が収録されなかった理由は、LPから転載したCDのライナーノーツで次のように記述されています。

ファンお目当ての<アランフェス協奏曲>が収録されなかったのは残念だが、向う5年間は同曲の採録不可という契約上の拘束があっては、これもいたしかたあるまい。(注)

注:CTIのアルバム「アランフェス協奏曲」(1975年)発売から5年間という意味。

Live In Tokyoの単品CDについて
「Live In Tokyo -Complete Version-(ジム・ホール ライブ・イン・トーキョー~完全版~)」(初回 KICJ-62,1991年)(再発売 KICJ-8239,1997年7月2日)があります。詳細はリンク先参照。細かい話ですがアルバム題名の日本語表記についてLPでは「ライヴ・イン・トーキョー」とウに濁点で表示していますが、CDでは「ライブヴ・イン・トーキョー」とフに濁点で表示しています。

Jazz Impressions of Japanの発売経緯や初回収録曲、再発時の追加収録曲などについてmicrogroove.jp: Jazz Impressions of Japan / Jim Hall(外部リンク)に大変詳しい記述があります。本文はこちらのサイトを参考に、CDについて独自にまとめさせていただきました。

詳細

アルバムタイトル(原題)
Jazz Impressions Of Japan & Live In Tokyo
アルバム名義
Jim Hall
アルバムタイトル(邦題)
無言歌&ライブ・イン・トーキョー
アーティスト表記(日本語表記)
ジム・ホール
収録年
1976/11/1(#1-4),1976/10/28(#5-9)
発売元,レーベル
Paddle Wheel(キングレコードのレーベル)
所有盤
国内版CD
CD発売元
キングレコード株式会社
国内CD発売日
2001/4/25
規格品番
KICJ-8354
JAN
4988003258498
定価
2,200円(税込)

曲目:Jazz Impressions Of Japan & Live In Tokyo (KICJ-8354)

  1. Light
    作曲
    Jim Hall
  2. Carefull
    作曲
    Jim Hall
  3. Kyoto Bells
    作曲
    Jim Hall
  4. Without Words
    作曲
    Jim Hall
  5. Billie's Bounce
    作曲
    Charlie Parker
  6. Twister
    作曲
    Jim Hall,Terry Clarke
  7. Concierto De Aranjuez
    作曲
    Joaquin Rodorigo
  8. Chelsea Bridge
    作曲
    Billy Strayhorn
  9. St. Thomas
    作曲
    Sonny Rollins

曲目:Jazz Impressions Of Japan (+Bonus track)/ mp3 Download version From artistShare

  1. Light
    作曲
    Jim Hall
  2. Carefull
    作曲
    Jim Hall
  3. Kyoto Bells
    作曲
    Jim Hall
  4. Without Words
    作曲
    Jim Hall
  5. Echo
    作曲
    Jim Hall
  6. Young One
    作曲
    Jim Hall
  7. Two Special People
    作曲
    Don Thompson
  8. Something For Now
    作曲
    Jim Hall
  9. LuLu's Back In Town [*Unreleased bonus track form "Live In Tokyo" ]
    作曲
    Harry Warren,Al Dubin

演奏者

Jim Hall
guitar
Don Thompson
bass,piano (piano on tracks "Young One","Two Spesial People")
Terry Clarke
drums

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : 演奏編成.トリオ 共演者.TerryClarke 共演者.DonThompson 演奏編成.デュオ・ピアノとギター 録音.ライブ録音 レーベル.PaddleWheel 演奏編成.ギターソロ

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Jim Hall Trio featuring Tom Harrell :These Rooms (1988年)

TheseRooms : Jim Hall Trio featuring Tom Harrell

オススメ度

★★★☆☆

所感

まったり。ジム・ホール・トリオにトム・ハレル(フリューゲルホーン、トランペット)を加えてのカルテット編成。スタンダード曲も多いし、ジムおじさんのアルバムとしては普通の部類になるでしょうか。カルテットだだけでなく、ギターソロ、デュオなどの演奏編成もあり、いろいろな楽しみ方ができる。曲調はわりとゆったりめの曲が多い。フリューゲルホーンといえばジムとアート・ファーマーとのコンビを思い浮かべるが、この楽器でほかのプレイヤーってあんまり見かけないなぁ。知らんだけかも。ドラムはジム・ホールの最新作(2008年現在)Hemispheresでも参加してるジョーイ・バロン。ジムの公式アルバムではこれが初参加となるのかね。金物系やスネア、総じて音色がやわらかい印象のドラマーだな。フリューゲルホーン独特の温かみのある音色、やわらかい印象のドラムと相まって全体的にほわーっとした印象をうけるアルバムだ。まったりと和むのには最適かと。10曲もあるんだからもうちょっと刺激がほしいかなーと若干物足りなさも感じるので星3つ。

#3.Something Tells Meはジム・ホールのギターとトム・ハレルのトランペットによるデュオ。#5.All Too Soonはギターソロ。アルバムタイトル曲である#6.These Roomsは長い無調音楽のような意味不明イントロが5分続いたあと、やっとこさふつーのテーマになるという実験的な内容。90年代のジム・ホール壊れ系(笑)の兆しが見えます。#7.Darn That Dreamはジムとスティーブ・ラスピナ(ベース)のデュオ。

詳細

アルバムタイトル(原題)
These Rooms
アルバム名義
Jim Hall Trio featuring Tom Harrell
アルバムタイトル(邦題)
ジーズ・ルームス
アーティスト表記(日本語表記)
ジム・ホール・トリオ・フューチャリング・トム・ハレル
収録年
1988/3/9,10
発売元,レーベル
Concord Jazz,Inc.
所有盤
国内版CD
販売元
コロムビアミュージックエンタテインメント株式会社
CD発売日
2006/4/19
規格品番
COCB-53536
JAN
4988001914679
定価
2,300円(税込)

曲目

  1. With a Song in My Heart
  2. 作曲
    Lorenz Hart;Richard Rodgers
  3. Cross Court
  4. 作曲
    Jim Hall
  5. Something Tells Me
  6. 作曲
    Jane Hall
  7. Bimini
  8. 作曲
    Jim Hall
  9. All Too Soon
  10. 作曲
    Carl Sigman;Duke Ellington
  11. These Rooms
  12. 作曲
    Jim Hall
  13. Darn That Dream
  14. 作曲
    Eddie DeLange;James Van Heusen
  15. My Funny Valentine
  16. 作曲
    Lorenz Hart;Richard Rodgers
  17. Where or When
  18. 作曲
    Lorenz Hart;Richard Rodgers
  19. From Now On
  20. 作曲
    Tom Harrell

演奏者

Jim Hall
guitar
Steve LaSpina
bass
Joey Baron
drums
Tom Harrell
flugelhorn,trumpet

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : 演奏編成.カルテット レーベル.Concord 共演者.TomHarrell 共演者.SteveLaSpina 共演者.JoeyBaron

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Ruby Braff with Hank Jones Complete Recordings Featuring Jim Hall (1958年)[CD]

Ruby Braff with Hank Jones Complete Recordings Featuring Jim Hall

オススメ度

★★☆☆☆

所感

ガーシュウィンのカバー集。ジャズの古典ですな。Ruby Braff(Trumpet),HankJones(Piano) 名義のの3枚のLPアルバム「Ruby Braff Goes Girl Crazy(1958)」1~9曲目、「You're Getting to Be a Habit With Me(1961)」10-~13曲目、「Easy Now(1958)」14~18曲目をCD1枚にまとめたもの。
そのうちジム・ホールが弾いてるのはガーシュウィンのカバーアルバムともいえる「Ruby Braff Goes Girl Crazy(1958)」の9曲分。ガーシュウィンのメロウな曲とかは好きなので、そこそこ楽しめる。ジムの若かりし頃の瑞々しくてはつらつとした演奏が聴ける。だいぶシンプルだけど。曲ごとにソロパートはある。ギターだけでいえば後半のMundell Loweのほうがこの頃は一枚上手かーってな気がします。まぁ初期のサイドマンとしての参加だし、マニアならぞどーってことで。

外部リンク:
ジョージ・ガーシュウィン(Wikipedia)
Mundell Lowe(公式、英語)

詳細

アルバムタイトル(原題)
Ruby Braff with Hank Jones Complete Recordings Featuring Jim Hall
アルバム名義
Ruby Braff with Hank Jones
アルバムタイトル(邦題)
N/A
アーティスト表記(日本語表記)
N/A
収録年
1958/12/4,5(#1-9),1961(#10-13),1958/8/19(#14-18)
発売元,レーベル
Gambit Records.D.L.
所有盤
輸入CD
CD販売元
Gambit Records.D.L.
CD発売日
2007
規格品番
69260
EAN
843602869606
定価
-

曲目

  1. Embraceable You
    作曲
    George & Ira Gershwin
  2. Treat Me Rough
    作曲
    George & Ira Gershwin
  3. But Not For Me
    作曲
    George & Ira Gershwin
  4. Boy! What Love Has Done For Me
    作曲
    George & Ira Gershwin
  5. I Got Rhythm
    作曲
    George & Ira Gershwin
  6. Bidin' My Time
    作曲
    George & Ira Gershwin
  7. Could You Use Me?
    作曲
    George & Ira Gershwin
  8. Barbary Coast
    作曲
    George & Ira Gershwin
  9. Medley (Bidin' My Time / But Not For Me / Embraceable You)
    作曲
    George & Ira Gershwin
  10. When Your Lover Has Gone
    作曲
  11. You're Getting To Be A Habit With Me
    作曲
    Dubin-Warren
  12. Let's Do It
    作曲
    Cole Porter
  13. Taking A Chance On Love
    作曲
    Duke-Latouche-Fetter
  14. Give My Regards To Broadway
    作曲
    George M.Cohan
  15. Willow Weep For Me
    作曲
    Ann Ronell
  16. This Is My Lucky Day
    作曲
    DeSylva-Brown-Henderson
  17. Someday You'll Be Sorry
    作曲
    Louis Armstrong
  18. Yesterdays
    作曲
    Jerome Kern-Otto Harbach

演奏者 アルバム Ruby Braff Goes Girl Crazy(1958年) #1-9

Ruby Braff
trumpet (on all tracks)
Hank Jones
piano (on all tracks)
Al Corn
tennor sax
Jim Hall
guitar
George Duvivier
bass(on tracks 3,5,6)
Bob Haggat
bass(on tracks 1,2,4,7,9)
Buzzy Drootin
drums

演奏者 アルバム You're Getting to Be a Habit With Me(1961年)#10-13

Ruby Braff
trumpet (on all tracks)
Hank Jones
piano (on all tracks)
Mundell Lowe
guitar
Milt Hinton
bass
Don Elliot
vibes
Don Lamond
drums

演奏者 アルバム Easy Now(1958年)#14-18

Ruby Braff
trumpet (on all tracks)
Hank Jones
piano (on all tracks)
Mundell Lowe
guitar
Leonard Gaskin
bass
Don Lamond
drums

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : 演奏編成.クインテット レーベル.Gambit 共演者.HankJones 共演者.RubbyBraff

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記事訂正加筆

記事「ジム・ホール(Jim Hall)のギターとアンプ」内のES-175についての記述を訂正加筆ー

テーマ : ギター
ジャンル : 音楽

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Jim Hall Touch Of Your Lips ジムホール [YouTube動画]

ジム・ホール(ギター)のライブ映像。スティーブ・スワロウ(Steve Swallow)がベース、ボビー・モセス(Bobby Moses)がドラムのトリオ編成。ソースの詳細は不明。メンバーや他の映像との比較からの推察であるが、1967年11月5日のドイツ・ベルリンで開催されたBerlin Festival Guitar Work Shopの映像と思われる。この曲の音源はCD化されていないと思われるが、イベントを録音した音源はCD化されており、ジム・ホールが演奏した他の曲が収録されている。また、同イベントでのほかの映像で、ジム・ホールとバーニー・ケッセルのデュオ映像もある。関連情報については下記リンク先参照。

内部リンク:Berlin Festival Guitar Work Shop (1967年)[CD]{ライブ録音}
内部リンク:JimHall & BarneyKessel You Stepped Out Of A Dream [YouTube動画]

テーマ : YouTube動画
ジャンル : 音楽

tag : 録音.ライブ録音 演奏編成.トリオ

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JimHall & BarneyKessel You Stepped Out Of A Dream [YouTube動画]

ジム・ホールとバーニー・ケッセルのギターデュオ。1967年11月5日のドイツ・ベルリンで開催されたBerlin Festival Guitar Work Shopの映像と思われる。映像ソースは不明だが、音源はCD化されている。音源については下記リンク先参照。

内部リンク:Berlin Festival Guitar Work Shop (1967年)[CD]{ライブ録音}

テーマ : YouTube動画
ジャンル : 音楽

tag : 共演者.BarneyKessel 演奏編成.デュオ・ギターとギター

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Berlin Festival Guitar Work Shop (1967年)[CD]{ライブ録音}

Berlin Festival Guitar Work Shop

オススメ度

★★★☆☆

所感

ドイツのイベントのライブアルバム。ジム・ホールの演奏は2曲のみ収録。このアルバムではバーニー・ケッセルのバンドでの演奏や、バーデン・パウエルのバカテクが圧巻。ジム度は低いけどふつーのギター・インストのライブ盤としては楽しめるかなということで星3つ。

エルマー・スノーデン(バンジョー)、バディ・ガイ(ブルース)、バーニー・ケッセル(ジャズ)、バーデン・パウエル(ボサノヴァ)など、あらゆるジャンルのどちらかといえば華やかなギタリストの中で、ジム・ホールはおとなしめなプレイヤーという印象だが、このころからジム・ホールの代表曲である#7.Carefulなどで個性をあらわし出してきたと思う。そのほか#8.You Stepped Out Of A Dreamではジムとバーニー・ケッセルとでギターのみのデュオで演奏。

詳細

アルバムタイトル(原題)
Berlin Festival Guitar Work Shop
アルバム名義
Baden Powell,Barney Kessel,Jim Hall,Buddy Guy,Elmer Snowden
アルバムタイトル(邦題)
ベルリン・フェスティバル・ギター・ワークショップ
アーティスト表記(日本語表記)
バーデン・パウエル、バーニー・ケッセル、ジム・ホール、バディ・ガイ、エルマー・スノーデン
収録年
1967/11/5
発売元,レーベル
MPS Records
所有盤
国内版CD
国内CD発売元
ポリドール株式会社
国内CD販売元
ポリグラム株式会社
国内CD発売日
1998/3/18
規格品番
POCJ-2555
JAN
4988005212139
定価
1,835円(税込)

曲目

  1. Lazy River
    作曲
    Hoagy Carmichael
  2. Elmer's Boogie
    作曲
    Elmer Snowden
  3. Forst Time I Met The Blues
    作曲
    Buddy Guy
  4. Drinking Muddy Water
    作曲
    J.Witersoon
  5. On A Clear Day
    作曲
    A.J. Lerner,Burton,Lane
  6. Manha De Carnval, Samba From "Orfeo Negro"
    作曲
    L.Bonfa
  7. Careful
    作曲
    Jim Hall
  8. You Stepped Out Of A Dream
    作曲
    Brown,Kahn
  9. The Girl From Ipanema
    作曲
    A.C.Johbin
  10. Samba Triste
    作曲
    Baden Powell
  11. Berimbau
    作曲
    Baden Powell

演奏者

Elmer Snowden
banjo (on tracks 1,2)
Buddy Guy
guitar (on tracks 3,4)
Barney Kessel
guitar (on tracks 5,6,8)
Jack Lesberg
bass (on tracks 5,6)
Don Lemond
drums (on tracks 5,6)
Jim Hall
guitar (on tracks 7,8)
Steve Swallow
bass (on tracks 7)
Bobby Moses
drums (on tracks 7)
Baden Powell
guitar (on tracks 9,10,11)

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : 録音.ライブ録音 共演者.BarneyKessel レーベル.MPS 演奏編成.デュオ・ギターとギター

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Helen Merrill together with Dick Katz : Deep In A Dream (1965年)[CD]

Helen Merrill together with Dick Katz : Deep In A Dream (The feeling is Mutual)

オススメ度

★★★☆☆

所感

女性ボーカルもの。ジム・ホールがギターを弾いてるトラックは9曲中の7曲。ジムがわりと目立つアレンジでバッキングやソロのギターがよくきこえる。国内CDのタイトルはDeep In A DreamとなっているがオリジナルはThe feeling is Mutual(外部リンク:HELEN MERRILL公式サイト)。ジャズボーカルにしては癖があまりなく聞きやすい歌声かと思う。全体としては音源の要因によるプチノイズがわりと数多く聞こえるのが残念。

ギター的にはジムの音作りの変遷がうかがえる。これ以前の演奏に比べると、このアルバムでは後年のジムの印象を決定付ける「It's Nice To Be With You」(1969年)に近い音作りになってきているのがが興味深い。#9.Deep In A Dreamはボーカルとはジムのギターのみの慎ましやかな演奏でアルバムをそっと締めくくるのにふさわしいバラードかと思う。

詳細

アルバムタイトル(原題)
The feeling is Mutual
アルバム名義
Helen Merrill,together with Dick Katz
アルバムタイトル(邦題)
ディープ・イン・ア・ドリーム
アーティスト表記(日本語表記)
ヘレン・メリル
収録年
1965/6
発売元,レーベル
Milestone Records
所有盤
国内版CD
国内CD発売元
アブソードミュージックジャパン株式会社
国内CD販売元
キングレコード株式会社
国内CD発売日
2005/7/21
規格品番
ABCJ-359
JAN
4520879007352
定価
2,500円(税込)

曲目

  1. You're My Thrill
    作曲
    Ckare,Gorney
  2. It Don't Mean A Thing
    作曲
    Mills,Ellington
  3. Here's Is That Rainy Day
    作曲
    Joney Burke,Jimmy Van Heusen
  4. Baltimore Oriole
    作曲
    Webster,Carmichael
  5. Don't Explain
    作曲
    Hiliday,Herzong
  6. What Is This Thing Called Love
    作曲
    Cole Porter
  7. The Winter Of My Discontent
    作曲
    Edward Heyman,Robert Sour,Frank Eyton,Johnny Green
  8. Day Dream
    作曲
    Latouche,Ellington,Strayhorn
  9. Deep In A Dream
    作曲
    Eddie De Lange,Jimmy Van Heusen

演奏者

Helen Merrill
vocals
Thad Jones
cornet
Jim Hall
guitar (on tracks 2,4,5,6,7,8,9)
Ron Carter
bass
Dick Katz
piano
Pete Laroca
drums
Arnie Wise
drums

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.MileStone 演奏編成.ボーカルとバンド 共演者.RonCarter 共演者.DickKatz 共演者.HelenMerrill

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Art Farmer & Jim Hall : Big Blues (1978年)[CD]

Art Farmer & Jim Hall : Big Blues

オススメ度

★★★☆☆

所感

1964年前後に大活躍したアート・ファーマーとジム・ホールのコンビがひさびさに復活してお送りするオサレジャズ。ヴィブラフォンがいるので、よけいオサレに感じるのかも。全体的になかなかいい塩梅ですが、なんといっても収録曲が4曲と少なめでなので無念の星3つ。でも1曲あたり7~8分以上なのでまずまず満足ですかね。全体的に落ち着いた曲で、アップテンポなのは#3.Big Bluesくらい。#4はラヴェルの「なき王女のためのパヴァーヌ」。ほんと、このころはクラッシクアレンジがブームだったんですかね。

録音のことですが楽器ごとの音の分離がよく(ミックスがいいっていうのかね)、キラキラと清楚でつつましくも華がある印象。・・・などと、ジャケットのヒゲ面のおっさん二人からは、まるでかけ離れた可憐な少女を表現するような文面がぴったりのアルバム。CDのスリーブによると「スィングジャーナル誌ディスク大賞優秀録音賞 エンジニア:デビッド・パーマー」とのこと。

んで、ヲサレの最大の要因はレーベルの特色によるものかと。レーベルはCTI Recordsで、プロデューサーが名盤「Concierto(アランフェス協奏曲)」(1975年)を製作したクリード・テイラー(Creed Taylor)。アレンジャーは後に迷盤(?)「Concierto de Aranzues(新アランフェス)」(1981年)」を製作してしまったデイヴィッド・マシュー(David Matthews)。つことでプレイヤーの爆発する個性を楽しむってよりは完成された世界を楽しむアルバムでございますー。

詳細

アルバムタイトル(原題)
Big Blues
アルバム名義
Art Farmer and Jim Hall
アルバムタイトル(邦題)
ビッグ・ブルース
アーティスト表記(日本語表記)
アート・ファーマー&ジム・ホール
収録年
1978/2
発売元,レーベル
CTI Records
所有盤
国内版CD
CD発売元
キングレコード株式会社
国内CD発売日
2000/7/26
規格品番
KICJ-8313
JAN
4988003249021
定価
1,800円(税込)

曲目

  1. Whisper Not
    作曲
    Benny Golson
  2. A Child Is Born
    作曲
    Thad Jones
  3. Big Blues
    作曲
    Jim Hall
  4. Pavane for a Dead Princess
    作曲
    Maurice Ravel

演奏者


Art Farmer
fluegelhorn
Jim Hall
guitar
Mike Moore
bass
Mike Mainien
vibes
Steve Gadd
drums
David Matthews
arrangements

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.CTI 共演者.ArtFarmer 演奏編成.クインテット 共演者.SteveGadd

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隔週刊クール・ジャズ・コレクションNo.22 ジム・ホール Jim Hall 発売

購入ー。

隔週刊クール・ジャズ・コレクションNo.22 ジム・ホール Jim Hall 表紙隔週刊クール・ジャズ・コレクションNo.22 ジム・ホール Jim Hall 裏

横。薄いっ!

隔週刊クール・ジャズ・コレクションNo.22 ジム・ホール サンプル3

中はこんなん。左端に見えてるのが同梱CD。

隔週刊クール・ジャズ・コレクションNo.22 ジム・ホール サンプル1 隔週刊クール・ジャズ・コレクションNo.22 ジム・ホール サンプル2

所感

なんとまぁ1000円以上しながら全13ページ。うち、ジム・ホールの記事は1~10ページで、11~13ページはジムとは関係ないジャズの歴史解説でございます。なんというカラー同人誌・・・!ほとんど同梱のCD代金ですわ(笑)。しかも曲は全部持ってるし・・・。初心者は興味があれば、マニアの方は情報の補完に手にしてみてはどうでしょうか。

主な内容はジム・ホールの経歴紹介と、主なアルバムの解説。音楽的な解説はいっさいございませーん。ま、ジャズ初心者向けってことでいいんじゃないかと。同梱CDに収録した5曲はいずれも現在でも比較的入手しやすいアルバムから選曲しています。ここで1曲くらいマニア垂涎の入手困難な音源とかいれといてくれたらそりゃもーバカ売れ必至だったかと思いますが、まぁいいです。

ジム・ホールの経歴や逸話紹介ではわたくしも知らないことがいくつかあり、新たな発見もありました。それらは既出の書籍などからの引用ですので知ってる方は知ってるかも。面白かったのが、1956年ごろ(?)にジミー・ジュフリー(ts)とボブ・ブルックマイヤー(tb)とジム・ホール(g)がビル・クロウ(b)のアパートで雑談している中で各自が面白い話を披露するということになり、ビルの話が面白すぎて、ジムが笑い転げて左肩が脱臼した、というエピソード。(「さよならバードランド」ビル・クロウ著、村上春樹訳・新潮社からの引用)・・・そんなアホな!しかも、すぐに病院にいったが完治するはずも無く、翌日レコーディングしたそうな。素敵すぎる・・・。

あと、本書について気になる点に突っ込みをしてみる。まずは経歴の記述について。

(22-01ページ)BIOGRAPHY 1955年クリーブランド音楽院卒業後・・・

クリーブランド音楽院について、ジムは学士号を取得しているが、学院は辞めてしまって卒業はしていない、といくつかの書籍やライナーノーツで確認している。本当はどうなんでしょ。

次に、ソニー・ロリンズの「The Bridge(橋)」(1962年)へのジム・ホール参加について。

(22-05ページ)(ソニー・)ロリンズが、自身の2回目の復帰に当たって構想した新しいコンボにジムは熱望され、・・・

とあるが、別の書籍「ディスク・ガイド・シリーズ#036 ジャズ・ギター」(シンコーミュージック・エンタテイメント)では次のように解説していた。

(ソニー・ロリンズの「The Bridge」について)ハンガリー出身のギタリスト、アッティラ・ゾラーに声がかけられたが、スケジュールがあわず、ジムが紹介された

ま、このへんは大雑把に紹介してる入門者向けの書籍なので、重箱の隅な話ですが。せっかく買ったし、とりあえずCD聴いてみるかね・・・

詳細

書籍名
隔週刊クール・ジャズ・コレクションNo.22 ジム・ホール Jim Hall
発行所
株式会社ディアゴスティーニ・ジャパン http://www.deagostini.co.jp/
発売日
2008/12/16
定期刊行物コード
491021622019101133
定価
1,190円(本体1,133円)

同梱CDの収録曲

  1. ビートでジャンプ Up,Up and Away
    収録アルバム
    It's Nice To Be With You Jim Hall In Berlin (1969年,MPS)
  2. アイ・ヒア・ア・ラプソディ I Hear aRhapsody
    収録アルバム
    Live! (1975年,A&M Horizon)
  3. 心の中まで I've Got You under My Skin
    収録アルバム
    Intermodulation (1966年,Verve)
  4. マイ・アンド・オンリー・ラブ My and Only Love
    収録アルバム
    Commitment (1976年,A&M Horizon)
  5. アローン・トゥゲザー Alone Together
    収録アルバム
    Alone Together (1972年,Milestone)

 

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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Jim Hall : Magic Meeting (2004年)[CD]{ライブ録音}

Jim Hall : Magic Meeting

オススメ度

★★★★☆

所感

ひさびさのトリオ。そしてライブ。ノリはglandslamっぽい。ドラムの影響かね。全体的に録音がカラっとしてドライなかんじ。1曲目からいきなり渋いところからはじまるぜーっ!てことでジムおやじファン中級者以上向けな印象も若干あり。Furnished Flatsあたりからわかりやすくなるんだけど。っつても生き神様の素敵アグレッシブな曲をほうらきいてごらん、すばらしい曲だろう!と桃色に頬をそめて悦楽の表情で隣人にすすめてみてもぽかーんとされるだけですので危険ですやめましょう。そんなジムおじさんが大好きです。

このアルバムからジム・ホールは従来のダキスト製ギターから新ギターのサドウスキー製ジム・ホール・シグネイチャー・モデルに替えて演奏している。人前で初使用したのは1月のライブらしいが、CDになってるのはこれが初かと思う。

詳細

アルバムタイトル(原題)
MAGIC MEETING
アルバム名義
Jim Hall
アルバムタイトル(邦題)
N/A
アーティスト表記(日本語表記)
N/A
収録年
2004/4/30
発売元,レーベル
artistShare
所有盤
輸入CD
販売元
artistShare http://www.artistshare.com/
CD発売日
2004/9
規格品番
AS0002
UPC
N/A *参考:インストアコード 0616892684329
定価
*参考価格 HMV(日本) 3,298円

曲目

  1. Bent Blue
    作曲
    Jim Hall
  2. Blackwell's Message
    作曲
    Joe Lovano
  3. Skylark
    作曲
    Hoagy Carmichael
  4. Canto Neruda
    作曲
    Jim Hall
  5. Furnished Flats
    作曲
    Jim Hall
  6. Body And Soul
    作曲
    Edward Heyman; Frank Eyton; Johnny Green; Robert Sour
  7. St. Thomas
    作曲
    Sonny Rollins

演奏者

Jim Hall
guitar
Scott Colley
bass
Lewis Nash
drums

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.ArtistShare 演奏編成.トリオ 共演者.ScottColley 共演者.LewisNash 録音.ライブ録音

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Jim Hall : Panorama: Live at Village Vanguard (1996年)[CD]{ライブ録音}

Jim Hall : Panorama Live at the Village Vanguard

オススメ度

★★★★☆

所感

ジム・ホールのライブ録音アルバム。発売当時に聴いた頃はあんまり好きじゃなかったが、最近は気にいっている1枚。むしろTelarcレーベル時代(1994年~2001年)にリリースした8枚のアルバムの中ではもっとも楽しめる内容ではないかと思う。ほぼ全曲オリジナル曲で、90年代後期当時のジムの最新の音楽性と、生の空気感が垣間見える。ジム・ホールのスタンダード曲の演奏に聴き慣れてきた頃合の人にオススメしたい1枚てことで星4つ。

バンド編成の基本はジム・ホール(ギター)、スコット・コリー(ベース)、テリー・クラーク(ドラム)のトリオで、そこにさまざまなゲストを一人加えてのカルテット編成としている。おそらく録音はゲストごとに行っていたと思うが、アルバムではゲストの順番を入れ替えて収録している。ゲストごとに特徴が異なっているので、聞き比べると楽しい。ジェフリー・キーザー(ピアノ)はカラっとして瑞々しく爽快な印象に対し、ケニー・バロン(ピアノ)は艶があって豪華絢爛な印象。スライド・ハンプトン(トロンボーン)の熱いプレイに対し、グレッグ・オズビー(アルトサックス)はどこまでもクール。そしてジム・ホールの往年の盟友、アート・ファーマー(フリューゲルホーン)のいぶし銀!アート・ファーマーはこの後1999年に逝去しており、これがジムとともに録音した最後の作品でございます(たぶん)。

そういえばこのライブツアーの流れなのか、私が1997年にBluenoteTokyoのジム・ホールのライブに行ったときはケニー・バロンがピアノだったなー。

詳細

アルバムタイトル(原題)
Panorama: Live at Village Vanguard
アルバム名義
JimHall
アルバムタイトル(邦題)
N/A
アーティスト表記(日本語表記)
N/A
収録年
1996/11/4-8
発売元,レーベル
Telarc International Corporation
所有盤
輸入CD
販売元
Telarc International Corporation
CD発売日
1997
規格品番
CD-83408
UPC
089408340826
定価
-

曲目

  1. Pan-O-Rama
    作曲
    Jim Hall
  2. Little Blues
    作曲
    Jim Hall
  3. The Answer Is Yes
    作曲
    Jane Hall
  4. Entre Nous
    作曲
    Jim Hall
  5. Furnished Flats
    作曲
    Jim Hall
  6. Something to Wish For
    作曲
    Jim Hall
  7. No You Don't
    作曲
    Jim Hall
  8. Painted Pig
    作曲
    Jim Hall
  9. Here Comes Jane
    作曲
    Jim Hall

演奏者

Jim Hall
guitar
Scott Colley
bass
Terry Clarke
drums
Geoffrey Keezer [Geoff Keezer] (on tracks 1,9)
piano
Kenny Barron (on tracks 3,6)
piano
Art Farmer (on track 2)
flugelhorn
Slide Hampton (on tracks 4,7)
trombone
Greg Osby (on tracks 5,8)
alto sax

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.Telarc 演奏編成.カルテット 録音.ライブ録音 共演者.TerryClarke 共演者.GregOsby 共演者.ScottColley 共演者.GeoffreyKeezer 共演者.KennyBarron 共演者.ArtFarmer 共演者.SlideHampton

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Ben Webster : At the Renaissance (1960年)[CD]{ライブ録音}

Ben Webster : At the Renaissance

オススメ度

★★★★☆

所感

テナー・サックス奏者、ベン・ウェブスターのライブ録音盤。ベン・ウェブスターはデューク・エリントン楽団に1935年から1943年まで在籍し、楽団の最盛期(1940年~1942年ごろ)の中核となった人物だ。1943年にはエリントンと喧嘩別れして楽団を去ったという。そんなわけで実力も名声も持つウェブスターでございます。

本作では濃密な熱気と味わい深い演奏を楽しめる。主メロディのサックスの演奏がわかりやすくて、親しみやすい。逆の言い方をすれば、21世紀となった今ではすげー普通な演奏なんだけど、全体的によくまとまってて緩急抑揚のある選曲で、あんまり飽きない。

ジム・ホールのソロもわりとあるし、ジムファンにもお得。バンドの中ではレッド・ミッチェルのベースが際立っているのが特徴。いくつかの曲で長めのベースソロがあったり、#2.Stardustではアルコ(弓)を使ったソロなんかもあってかっこいい。たぶんベースがしっかり低音を支えつつ時々自己主張するあたりがこの普通なアルバムをどことなくひきつける魅力の原因となってるんじゃないかなーっと。

詳細

アルバムタイトル(原題)
At the Renaissance
アルバム名義
Ben Webster
アルバムタイトル(邦題)
アット・ザ・ルネッサンス+4/ベン・ウェブスター・ウィズ・ジム・ホール
アーティスト表記(日本語表記)
ベン・ウェブスター
収録年
1960/10/14
発売元
Contenporary Records,Inc
所有盤
国内版CD
国内CD発売元
ビクターエンタテインメント株式会社
国内CD発売日
2001/5/23
規格品番
VICJ-60778
JAN
4988002415113
定価
2,500円(税込)

曲目

  1. Gone with the Wind [*]
    作曲
    Allie Wrubel,Herbert Magidson
  2. Stardust
    作曲
    Hoagy Carmichael,Mitchell Parish
  3. Caravan
    作曲
    Duke Ellington,Irving Mills,Juan Tizol
  4. Georgia on My Mind
    作曲
    Hoagy Carmichael,Stuart Gorrell
  5. Ole Miss Blues
    作曲
    W.C.Handy
  6. Mop Mop [*]
    作曲
    Teddy Wilson,J.C. Heard
  7. What Is This Thing Called Love? [*]
    作曲
    Cole Porter
  8. Renaissance Blues [*]
    作曲
    Ben Webster,Frank Butler,Jim Hall,Jimmy Rowles,Red Mitchell

演奏者

Ben Webster
tenor saxophone
Jimmy Rowles
piano
Jim Hall
guitar
Red Mitchell
bass
Frank Butler
drums

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : 演奏編成.クインテット 共演者.BenWebster 共演者.RedMitchell 録音.ライブ録音 レーベル.Contemporary

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Greg Osby : The Invisible Hand (1999年)[CD]

Greg Osby : the invisible hand

オススメ度

★★☆☆☆

所感

アルトサックス奏者、グレッグ・オズビーのアルバム。フリージャズっぽいのが多め。いや、アルバムとしてはこういうのは個人的にはいいと思うのだけど、ジム・ホールの参加曲が#1、#5、#7の3曲てことでしかたなく星2つ。グレッグ・オズビーはジム・ホールのライブアルバム「Panorama Live at the Village Vanguard」(1996年)で共演してたのでそのつながりでの参加ですかね。ジム・ホールがらみでいえば、ベースにジムとたびたび共演したスコット・コリー(Scott Colley)が参加してる。

肝心の曲については全体的に、ゆったりとして渋めなのがほとんど。明るい速いテンポの曲はほとんどない(笑)。こーゆうのをハードバップとかモードっつーんでしょうか。ジムは好きだけどジャズは詳しくないんで・・・。唯一#6がテンポは速いけどヘンテコうにょうにょフレーズでございます。ジム・ホールの演奏については#1.Ashesに若干リードあり、#5.Sanctusはジム・ホール作曲ながらもほぼバッキングのみ。#.Nature Boyでまた若干リード。以上でーす。グレッグ・オズビーのファンはともかく、ジムおじさんファンにとってもハードル高めなマニアアイテム。入手難度は高くないと思うので余裕のある方はどぞ。

詳細

アルバムタイトル(原題)
The Invisible Hand
アルバム名義
Greg Osby
アルバムタイトル(邦題)
N/A
アーティスト表記(日本語表記)
N/A
収録年
1999/9/8,9
発売元
Blue Note
所有盤
輸入CD
CD発売日
2000
規格品番
7243 5 20134
EAN
724352013425
定価
N/A

曲目

  1. Ashes
    作曲
    Andrew Hill
  2. Who Needs Forever
    作曲
    Howard Greenfield,Quincy Jones
  3. The Watcher
    作曲
    Greg Osby
  4. Jitterbug Waltz
    作曲
    Thomas "Fats" Waller
  5. Sanctus
    作曲
    Jim Hall
  6. Indiana
    作曲
    James F. Hanley,Ballard MacDonald
  7. Nature Boy
    作曲
    Eden Ahbez
  8. Tough Love
    作曲
    Andrew Hill
  9. With Son
    作曲
    Greg Osby
  10. The Watcher 2
    作曲
    Greg Osby

演奏者

Greg Osby
alto sax,clarinet
Gray Thomas
flute,alto flute,tenor sax
Andrew Hill
piano
Jim Hall
guitar
Scott Colley
bass
Terri Lyne Carrington
drums

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.BlueNote 演奏編成.カルテット 共演者.GregOsby 共演者.ScottColley

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John Lewis : Grand Encounter : 2° East - 3° West (1956年)[CD]

Grand Encounter:2° East - 3° West

オススメ度

★★☆☆☆

所感

まぁふつーのJAZZでしょうか。ジムはときおりソロ。MJQのジョン・ルイスとチコ・ハミルトンのメンバーがセッションしてみましたというようなアルバム。#5.Skylarkではジムのソロプレイがメインの演奏となっている。
このときジム・ホールのギターはまだギブソン社のレス・ポール・カスタムを使用していたらしい(下記リンク参照)。そういわれればそんな音かなー。全体的にこぎれいなジョン・ルイスの編曲に対し、チコ・ハミルトンがときおりはじけた変態ドラムを聞かせるあたりがちょっと笑える。無論ほめ言葉ですが。

詳細

アルバムタイトル(原題)
Grand Encounter : 2° East - 3° West
アルバム名義
John Lewis,Percy Heath,Bill Perkins,Chico Hamilton,Jim Hall
アルバムタイトル(邦題)
グランド・エンカウンター
アーティスト表記(日本語表記)
ジョン・ルイス
収録年
1956/2/10
発売元
Pacific Jazz
所有盤
国内CD
国内CD発売元
東芝EMI株式会社
国内CD発売日
2006/9/20
規格品番
TOCJ-6831
JAN
498800845466
定価
1,500円(税込)

曲目

  1. Love Me Or Leave Me
    作曲
    Walter Donaldson, Gus Kahn
  2. I Can't Get Started
    作曲
    Vernon Duke,Ira Gershwin
  3. Easy Living
    作曲
    Leo Robin,Ralph Rainger
  4. 2 Degrees East - 3 Degrees West
    作曲
    John Lewis
  5. Skylark
    作曲
    Hoagy Carmichael,John Merecer
  6. Almost Like Being In Love
    作曲
    Frederic Loewe,Alan Jay Lerner

演奏者

John Lewis
piano
Percy Heath
bass
Bill Perkins
tenor saxophone
Chico Hamilton
drums
Jim Hall
guitar

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.Pacific 演奏編成.クインテット 共演者.ChicoHamilton 共演者.JohnLewis

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Chet Baker,Jim Hall,Hubert Laws : Studio Trieste (1982年)[CD]

Jim Hall : Studio Trieste

オススメ度

★★★☆☆

所感

CTIの「Concierto(アランフェス協奏曲)」(1975年)が売れたらしく、もう一度クラッシクをオシャレチックに作ってみました、という作品。つことで1曲目がチャイコスフキーの「白鳥の湖」で始まるアルバム。3曲目はキューバの音楽家エルネスト・レクオーナによる情熱的な曲「マラゲーニャ」。2曲目はマイルス・デイビスの「オール・ブルース」、4曲目はジョン・ルイスの「ジャンゴ」とジャズのアレンジ演奏。アルバム全体はおとなしめというか、上品な印象で、ジム・ホールの演奏についてもお上品で流麗な面がつよく押し出されている。でもやっぱり、悪くはないがやはり「パート2」的なものは第一作を超えられないか・・・と感じる。渋めな内容で曲数が4曲てことで控えめに星3つ。

視点を変えて、参加プレイヤーをみると、後年ジム・ホールがともにアルバムをつくったりするメンバーがいて興味深い。収録曲は4曲だが、どれも8~10分と演奏時間が長いのも特徴。 なお、国内盤の名義はジム・ホールだが、オリジナル(海外盤)ではチェット・ベイカー(トランペット)、ジム・ホール(ギター)、ハーバート・ロウズ(フルート)の3人の連名になっている。

なお、1992年に本アルバムからジム・ホールのギターとチェット・ベイカーのトラックを利用しアレンジしたアルバム「Youkali」が発売された。

詳細

アルバムタイトル(原題)
Studio Trieste
アルバム名義
Chet Baker,Jim Hall,Hubert Laws
アルバムタイトル(邦題)
スタジオ・トリエステ
アーティスト表記(日本語表記)
ジム・ホール
収録年
1982/3;4
発売元,レーベル
CTI Records
所有盤
国内版CD
販売元
キングレコード株式会社
CD発売日
2000/7/26
規格品番
KICJ-8302
JAN
4988003248918
定価
1,800円

曲目

  1. Swan Lake
    作曲
    Peter Iryich Tchaikovsky
  2. All Blues
    作曲
    Miles Davis
  3. Malaguena
    作曲
    Ernesto Lecuona
  4. Django
    作曲
    John Lewis

演奏者

Jim Hall
guitar
Hubert Laws
flutes
Chet Baker
trumpet,flugelhorn
Kenny Barron
Keybords(1,4)
Jorge Dalto
Keybords(2,3)
Sammy Figueroa
Percussion
Steve Gadd
drums
Gary King
Electric Bass(2,3)
George Mraz
Acoustic Bass(1,4)
Jack Wilkins
guitar(2)

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.CTI 共演者.ChetBaker 共演者.KennyBarron 共演者.GeorgeMraz 共演者.SteveGadd 演奏編成.クインテット

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Bill Evans : Interplay (1962年)[CD]

jimhall_inter.jpg

オススメ度

★★★★☆

所感

典型的なモダンジャズ。初心者にもすげーわかりやすい。ビル・エヴァンスのクインテット(ピアノ、トランペット、ギター、ベース、ドラム)。ビル・エヴァンス名義のアルバムなので他のパートが目立たないと思いきや、各楽器のソロ回しが配置されており、当然ジムのソロプレイも負けじと目立ち聴きどころが多い。てことで星4つ。全体的には元気で勢いのある曲が多く、直球なかんじでずーっと聴いてるとちょっと飽きる・・・かも?バラードは#2.When You Wish upon a Star(星に願いを)くらいかなー。ビル・エヴァンスはやっぱトリオがベストなんですかね。

詳細

アルバムタイトル(原題)
Interplay
アルバム名義
Bill Evans
アルバムタイトル(邦題)
N/A
アーティスト表記(日本語表記)
N/A
収録年
1962/6/16
発売元,レーベル
Riverside Records,Inc.
所有盤
輸入CD
CD発売元
Riverside Records,Inc.
CD発売日
1987
規格品番
OJCCD-308-2(RLP-9445)
UPC
025218630825
定価
-

曲目

  1. You and the Night and the Music
    作曲
    Arthur Schwartz,Howard Dietz
  2. When You Wish upon a Star
    作曲
    Ned Washington,Leigh Harline
  3. I'll Never Smile Again [Take 7]
    作曲
    Ruth Lowe
  4. I'll Never Smile Again [Take 6][*]
    作曲
    Ruth Lowe
  5. Interplay
    作曲
    Bill Evans
  6. You Go to My Head
    作曲
    Haven Gillespie,J. Fred Coots
  7. Wrap Your Troubles in Dreams (And Dream Your Troubles Away)
    作曲
    Billy Moll,Harry Barris,Ted Koehler

演奏者

Bill Evans
piano
Freddie Hubbard
trumpet
Jim Hall
guitar
Percy Heath
bass
Philly Joe Jones
drums

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.Riverside 演奏編成.クインテット 共演者.BillEvans

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ジム・ホール 78歳

すかーり忘れていたが
先日2008年12月4日に敬愛するジャズギタリストのジム・ホール様が78歳になられました。
お誕生日おめでとうございました。
ただいま病気療養中とのことですが
ご養生くださいませ・・・

テーマ : ギター
ジャンル : 音楽

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Jim Hall Trio : Jim Hall’s Three (1986年)[CD]

Jimhttp://blog-imgs-1.fc2.com/image/icon_main/wysiwyg.gif Hall's Three

オススメ度

★★★☆☆

所感


1曲買い。ってのはいいすぎだが#5.All the Things You Areの白熱のプレイが素晴らしすぎる。この1曲だけなら星5つ。All the Things You Areはジム・ホールの妻ジェーンが好きな曲だからなのか、ジムが演奏する機会が多い曲の1つで、3拍子だったり4拍子だったりたびたびアレンジが変わる。これは4拍子でちょっと早めのテンポで、激しいドラムもあいまって適度な緊張感があり、実にかっこいい演奏となっている。80年代のベスト・テイクの1つと断言してもいいだろう。

しかしアルバム収録曲が7曲のみというのがちょっとさみしいかなーってことと、ほかの曲のインパクトがちょっと少ないかなってことで星3つ。#4.And Idoなんかもドラマチックな展開でいいと思うんだけど、尺なのか曲数なのかわからんが全体を通すとちょっと物足りなさが残る1枚。ギターはダキストのギターを使用しており、多くのファンが「ジム・ホールらしい」と感じられるもっとも標準的な素の音かと思う。また、楽曲のアレンジもわりと普通目なので、初めて聴く人にも安心かもしれない。

#3.BottleNose Bluse(「イルカのブルース」と訳されている)は12弦ギター1本で弾いたギター・ソロ曲。この1曲がまたへんなリズムで、このころはまだあまり見られなかったジム・ホールの変態嗜好(笑)がちらっと垣間見られる。90年代にTelarcレーベルでリリースしだしたころからヘンテコ曲が増えたと思うのだが、その予兆がここで現れていると思う。#6.Poor Butterflyもギター・ソロだが、これはダキストのアーチトップギター1本での演奏となっている。

ジャケットにはジム・ホール自身のコメントがあり、#6.Poor Butterflyと#5.All the Things You Areについて次のように記述している

Poor Butterfly is the favorite song of my friend and personal guita-maker,Jim D'Aquisto(プア・バタフライは友人でありギター職人のダキストのお気に入りの歌だ)
All the Things You Are is dedicated to my wife Jane(オール・ザ・シングス・ユー・アーは妻のジェーンに捧ぐ)

アルバムにはこれまでジムとはあまりなじみのない新メンバーが参加しており、当時御歳55歳でありながらまだまだ新しいことに挑戦しようという心意気が感じられる。ベースにスティーブ・ラスピナが初参加。彼の独特の粘るような音質で、ジムに負けず劣らず歌うようにメロディ奏でるウッドベースのソロ部がふんだんに盛り込まれているのが特徴。スティーブ・ラスピナはこの後90年代にかけてジム・ホールのアルバムやライブをたびたびサポートし、ジム・ホールの活動に大きく貢献することになるキーマンだ。ドラムのアキラ・タナは日系三世のアメリカ人ジャズ・ドラマー。このアルバムで初めて知った人だが、アート・ファーマーのアルバムなどに参加してるベテランのようだ。ちょっとロックっぽい激しいビートと硬めの音のスネアが印象的で、今までのジム・ホールのアルバムでは無かったような新たな魅力を添えている。

外部リンク:Akira Tana(Official)
外部リンク:Steve LaSpina

詳細

アルバムタイトル(原題)
Jim Hall's Three
アルバム名義
Jim Hall Trio
アルバムタイトル(邦題)
スリー
アーティスト表記(日本語表記)
ジム・ホール
収録年
1986/1
発売元,レーベル
Concord Jazz,Inc.
所有盤
国内版CD
販売元
キングレコード株式会社
CD発売日
1986/8/21
規格品番
K32Y 6099(CCD-4298)
JAN
4988003007188
定価
3,200円

曲目

  1. Hide and Seek
    作曲
    Jim Hall
  2. Skylark
    作曲
    Hoagy Carmichael,Johnny Mercer
  3. Bottlenose Blues
    作曲
    Jim Hall
  4. And I Do
    作曲
    Jim Hall
  5. All the Things You Are
    作曲
    Jerome Kern,Oscar Hammerstein II
  6. Poor Butterfly
    作曲
    John Golden,Raymond Hubbell
  7. Three
    作曲
    Jim Hall

演奏者

Jim Hall
guitar
Steve LaSpina
bass
Akira Tana
drums

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.Concord 演奏編成.トリオ 演奏編成.ギターソロ 共演者.SteveLaSpina

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ジム・ホールのギターとアンプ

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ジム・ホールのギターについて

ジム・ホールが使用してきたギターは次の通り。(2009/3/1 加筆:ES-175、弦、その他の機材)

ギブソン製 レス・ポール・カスタム (Les Paul Custom)

ジム・ホールがプロとして活動しはじめた1955年ごろから1957年ごろまでの短期間使用していたギターが、レス・ポール・カスタムで、色は黒だ。オリジナルのレス・ポール・カスタムはギター製造会社のギブソン社が1954年に発売し、1960年まで生産されたソリッド・エレクトリックギター(エレキギター)で、その色から通称ブラック・ビューティーと呼ばれることもある。ソリッドとはボディーが完全な板状のもので、アコースティックギターのような空洞がない形状あるいは単に細身のギターを指す。現在は後継や派生したコピーモデルが製造されている。

ジム・ホールがレス・ポールを持っていたことは、チコ・ハミルトンのアルバム「ブルー・サンズ」(1955年)「イン・ハイファイ」(1955年)のジャケットに写っており確認できる。写真ではギターの指板のポジションを示すインレイが1フレットにもあり、ブロック形状で、ピックガードが黒いことから、オリジナルのレス・ポール・カスタムであると判断できる。レス・ポール・カスタムについて、現在はロックギターやブルース、ポップスなどさまざまな分野で使用されており、ジャズのイメージがあまりないが、1950年代は選択の余地があまりなかったことを考慮するとジム・ホールが使っていても当然だったかもしれない。jazzLife誌(2008年11月号)のジム・ホールへのインタビューではレス・ポール・カスタムについて次の通り答えている。

ソリッド・ギターでリズムやグルーヴ感を表現するというのは無理だと感じた。何しろギターから直接ヴァイヴが伝わってこないのだから。(ジム・ホール)

彼自身が嫌いだという意味ではなく、それが向く人は迷わず弾くことを勧める、とも発言している。また、インタビューでは次のことも答えている

ジョン・ルイスらとレコーディングしたときに一度使ったことがある(ジム・ホール)

これはジョン・ルイスやチコ・ハミルトンらとの連名アルバム「2 Degrees East - 3 Degrees West(邦題:グランド・エンカウンター)」(1956年)のことを指していると思われる。また、初のソロ・アルバム「Jazz Guitar」(1957年)のジャケット裏側のスタジオ内の写真にも写っているが、このアルバムで実際に使用されているかは不明。

ギブソン製 ES-175

ジム・ホールのES-175(It's Nice To Be With Youより)
写真はIt's Nice To Be
With You(1969年)
のジャケット内側に
写っているES-175。

ES-175はジム・ホールが1957年ごろから1970年代中ごろまで使用していたギター。ES-175はギブソン社が1949年に発売したアーチトップ・エレクトリックギターでジャズ・ギターの代名詞的存在だ。現在でも後継製品が販売されている。ESは「Electric Spanish Cutaway Guitar」の頭文字からとっており、当時のカタログ表示価格が$175だったことから、このような型番がついた。アコースティックギターのように胴体の中身が空洞になっていながら、ピックアップを搭載し弦の振動を回路を経由してアンプ(スピーカー)で鳴らすことができることから、エレキギターの部類とされている。ギターマガジン誌(2008年3月号)の解説によるとジム・ホールがES-175を入手した経緯を次の通り解説している。

ジムはギタリストのハワード・ロバーツとのトレードで入手している。ジムは黒のレス・ポール・カスタムを、ハワードへ提供した。

(補足)ハワード・ロバーツ(Howard Roberts)はチコ・ハミルトンが始めてリーダー作を制作したトリオのアルバム(The Chico Hamilton Trio (1953年録音))の最初のギタリストで、アメリカの音楽学校MI(Institute College of Contemporary Music)の設立者の一人。日本に姉妹校MI Japanがある。

ジム・ホールが使用していたES-175は1ピックアップの初期のモデルで、シングルコイルのピックアップP-90を1個のみフロントに設置している。そのためピックアップのセレクタースイッチが無く、ボリュームコントロールのノブが1個、トーンコントロールのノブが1個となっている。さらに、後年になって指板が張り替えられた。オリジナルの指板はポジションの図柄が2つの菱形のホログラムが埋め込まれているが、長方形(ブロック形状)のホログラムが埋め込まれた形状のものに替えられた。【追記】P-90も他のピックアップに交換されているそうです。
【追記】(y様からの情報、引用しました ありがとうございます)

ジムホールの175にリプレースされたピックアップはギルド/ディアルモンドのHB1というハムバッカータイプです 
直流抵抗値で5.5k~6kオーム程のようでギブソンのハムバッカーやP90と比べると出力が抑え目であると推測できます
抵抗値は少し違うようですが現在はギルド社から復刻版が出ています

※筆者注
ギルド社のサイト。
Guild HB-1 Bridge Pickup - Nickel | Guild Guitars
 Bridge: Alnico 2 magnet, 7.10K resistance.フロント、ネック側
Guild HB-1 Bridge Pickup - Nickel | Guild Guitars Bridge: Alnico 2 magnet, 7.00K resistance.リア、ブリッジ側
現在はS-100 Polara in Cherry Red – Guild Guitarsというソリッドギターに使用されていますね。ジムが使っていた当時と仕様が違うとは思いますが、ピックアップのカバーの独特なデザインは、たしかにビデオなどで見かけるデザインと同じですね。

これに対し、現在よく見かけるES-175は、1953年に発売された2ピックアップの「ES-175D」を原型としたモデルだ。株式会社GIBSON GUITAR CORPORATION JAPAN のウェブサイトを見る限りは、現在は2ピックアップの製品を「ES-175」として販売している。ES-175Dは2ピックアップで、ハムバッッカー・ピックアップをフロントとリアの合計2つ搭載している。そしてピックアップを切り替えるトグル式セレクタースイッチ1 個、フロントとリアそれぞれ個別に対応するためのボリュームコント ロールのノブが2個、トーンコントロールのノブが2個搭載されている。

初期のES-175はジミー・ジェフリーとのトリオで制作したアルバム「Jimmy Giuffre 3」(1956年)や初のソロ・アルバム「Jazz Guitar」(1957年)に写っている。指板が替えられたES-175はアルバム「It's Nice To Be With You(邦題:イン・ベルリン)」(1969年)のジャケット内側と裏面の写真、そしてLP盤の「Live In Tokyo」(1976年)のジャケット内側の写真で確認できる。なお、写真はないがiazzLife誌(2008年11号)のインタビューでジムは「Concierto(邦題:アランフェス協奏曲)」(1975年)に使用したメインギターだったと答えている。

ダキスト製 ホロー・ボディ・モデル (D'Aquisto Hollow Body Electric)

ジム・ホールのギター ダキスト製 ホロー・ボディ・モデル(Commitmentジャケット裏側)
写真はCommitment(1976年)
のジャケット裏側に写っている
ダキストのギター。
※追記:2016/12/15
この写真はダキストの
フルアコ(エレキギター)
ではなくダキストの
アコースティック
ギターと思われます。
下記Circles(1981年)などの
写真がダキストのフルアコ。
Jim Hall Trio ; Circles

ダキスト製のアーチトップ・ギターはジム・ホールが1970年代後半から2003年ごろにかけて使用したギター。ジム・ホールのES-175のメンテナンスを担当していたギター工匠(ルシアー)の故ジミー・ダキスト(Jimmy D'aquisto/James L. D'Aquisto,1935-1995年)が提案し、ジム・ホールのために自作したギターだ。ジミー・ダキストは1965年からギター製作の名匠といわれたジョン・ディアンジェリコ(John D'Angelico)の元で修行を積み、高品質、高精度なギター製作の技術を身につけた。ディアンジェリコの後継者とも目されていたが結果的にディアンジェリコのブランドを受け継ぐことができず、独自にギター製作と販売を営み、アーチ・トップ・ギターのNewYorker(DQ-NY)シリーズなどを製作していた。その最中、ジム・ホールのための新たなギターを完成させた。完全なオーダーメイドのため、定まった製造型番はない。しかしその後ダキストはジム・ホールのために製作したギターを原型にして、新シリーズのアーチトップ・ギター「Jazz Line(ジャズライン、型番:誤 DQ-JL、正 DQ-JZ2016/7/28型番訂正)」シリーズを60数本製作したという。(ちなみにディアンジェリコはその後ターンテーブルの製造などで有名な日本の音響機器メーカーVestax社がブランドを譲渡され、製造販売している。)

ギターマガジン誌(2008年3月号)には1978年ごろ製作され1981年ごろまで実際に使用されたダキスト・ギターの写真と解説がある。解説によると、ピックアップはセイモア・ダンカン製とのこと。写真からわかる特徴は指板にブロック状のホログラム・インレイがあることと、ヘッドの形状が先端の中央がくりぬかれたような意匠になっていることだ。

ダキストのギターはアルバム「Commitment」(1976年)のジャケット裏面、「Circles」(1981年)、「Jim Hall And Friends,Vol.1 Live At Town Hall」「同Vol.2」のジャケット、「Jim hall & Pat Metheny」(1999年)のジャケット裏側,「glandslam」(2000年)のジャケットなどに写っている。なおアルバム「Live!」(1975年)のジャケットのジム・ホールの写実的な肖像画でジムがダキストのギターを抱えていることを確認できるが、指板のインレイの形状が前述のブロック状ではなく、分離したダイヤ形状のようなデザインになっている。これは絵画ゆえにデザインが変更されたのか、または別の固体が実際にそのデザインだったのかは不明。

ジムが言うにはダキストが最後に製作した作品というダキストのアコースティック・ギター(通称Avant-Garde、アバンギャルド)も所有している。色はナチュラル(白っぽい木目調)で、アルバム「Hemisphere」(2008年)のブックレットにも使用機材リストに挙げられており、ジムが抱えている写真が写っている。

ダキスト本人は故人のため現在はもう手に入れられない貴重なギターだ。しかし、詳しい事情は不明だが2001年、2004年に復刻モデルが製作され、輸入販売されたようだ
(2015/6/2追記修正)
2001年よりダキストのギター(ニューヨーカーやジャズライン)は日本の荒井貿易(ARIAブランドで知られる会社)が代理店契約を締結し、国内で製造販売していたとのこと。製造は寺田楽器らしいです。
販売店で話を聞きましたが2015年4月で荒井貿易のダキスト代理店契約が終了したとのこと。これにより国内生産のダキストギターは生産終了し、ダキスト製の弦(フラットワウンド弦)やピックも販売終了とのこと。ダキストのブランド自体が消滅したわけではないので今後は権利をもつところが生産するかどうかによります。

リンク(荒井貿易 生産終了品 ダキストの情報ページ):

サドウスキー製 ジム・ホール・シグネイチャー・モデル (Sadowsky Jim Hall Signature)

サドウスキー製のアーチトップ・ギターであるジム・ホール・シグネイチャー・モデルはジム・ホールが2004年から現在まで使用しているギター。1995年にダキストが59歳で永眠したため、ジムがダキストのギターのメンテナンスを心配していた。そこでジムのギター修理を15年以上にわたり経験し、ダキストについても熟知していたギター・ショップを営んでいたロジャー・サドウスキー(Roger Sadowsky)がギターの製作を提案し完成したのがジム・ホール・シグネイチャー・モデルだ。従来はソリッドギターの製作や修理などを主に手がけていたサドウスキーが初めて製作したアーチトップ・ギターでもある。ピックアップはサドウスキーがこのギターのためにピックアップメーカーのディマジオ社に特注したハムバッカー・ピックアップを搭載している。指板にはポジションを表示するインレイなどのデザインが無いことも特徴。このギターは国内でも輸入代理店などから購入できる。

アルバム「MagicMeeting」(2004年)、「Duologues」(2004年)の内ジャケットの写真ではサドウスキー製ギターを持っている様子が写っている。

ジム・ホールのギターの弦について

弦のゲージは通常、0.11~0.50のセット(0.11が1弦、単位はinch)で、種類はフラットワウンド弦を使用する。しかし時々、そのセットの通 常の3弦である0.22を、0.19のワウンド弦に交換している。ホーン楽器に似たサウンドを出せるから、との理由。一般的にロックギターは1弦に 0.09~0.10を使用し、アーチトップ・ギター(ジャズギター)は0.10以上を使用するので、とりわけジム・ホールは一般的な演奏者よりも太い弦を 使用しているといえる。弦が太いほど厚みのある音が出る。フラットワウンド弦は低音弦に使用される巻きつけた状態の弦の表面を平らに加工したもので、スラ イド時にノイズが発生しにくい特徴がある。ジャズギターではよく利用される弦だ。
(2015/6/2追記)
筆者はダキストのジャズラインを入手しましたが、購入時の弦はダダリオ製で1弦のゲージは0.12のセットでした。なのでジム・ホールが使っていたという0.11~のセットは太いというよりは普通か普通より細いのでしょうか・・・?

ジム・ホールのアンプについて

ジム・ホールが使用してきたアンプについては詳しい資料がないのだが、主に次の2つのようだ。

ギブソン(Gibson)製ギターアンプ GA-50

GA-50はジム・ホールが好なギターアンプの1つ。1948年から1955年ごろまで製造されたギター・アンプで、現在は製造されていないビンテージ・アンプ。現在ではまずお目にかかることが無いような骨董品級のアンプで、使おうと思っても状態のよいものがなかなかみつからないことから今は使用していないようだ。ジム・ホールがGA-50を使用している映像として、ソニー・ロリンズと共演したアルバム「The Bridge」(1962年)の曲を演奏したテレビ番組「Jazz Casual」の映像がある(VHS情報はこちらDVD情報はこちらYoutueの動画はこちら。The Bridgeの4:00前後、ジムの背後にGA-50の特徴的なスピーカーが映っている)。なお、iazzLife誌(2008年11号)のインタビューでは「Concierto(邦題:アランフェス協奏曲)」(1975年)に使用していたか問われて「たしかそうだ(ったと思う)」と答えている。

ポリトーン(Polytone)製ギターアンプ Mini-Brute

ポリトーン(Polytone)のギターアンプはジム・ホールが現在メインで使用しているギターアンプだ。ポリトーンは1968年に設立したギターアンプの製造会社で、小型ながら100Wの出力があり中低域の音が力強く出ることからジャズの分野で愛用する者が多いという。アンプが写真に残ることはあまり無いのだが、jazzLife誌(2008年12月号)にはダキストのアコースティック・ギターとともにポリトーンのアンプが写っている。また、ジム・ホール出演の教則ビデオ「STARLICKS SESSIONS with Jim Hall」(1993年、後にDVD化もされた)にもビデオ映像として写っている。なお、 アルバム「Hemisphere」(2008年)のブックレットに使用機材リストの記述で「modified Polytone amplifer」と表示されており、何らかの改造(modified)がされているようだ。

現在は、ジムが所有している初代の製品は生産されていなく、後継機種としてMINI-BRUTEⅡが販売されている。

その他の機材

その他の機材に次のものがある

  • 楽器用アンプ
    Walter Woods (型番不明) 参考サイト 
  • ギタープリアンプ
    Harry Kolbe GP-1

参考文献

テーマ : ギター
ジャンル : 音楽

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Sonny Rollins : Ralph Gleason’s Jazz Casual Sonny Rollins [VHS]

Ralph Gleason's Jazz Casual Sonny Rollins

オススメ度

★★★★★

所感

すばらしい。ソニー・ロリンズとジム・ホールが共演している貴重な映像。収録曲は3曲と少なく、映像は白黒でかなり痛み、音もノイズが乗り気味ですが、そんなことはどうでもいいくらいの名曲・名演奏を堪能できます。VHSビデオなので現在は大変入手しにくい1本ですが、ぜひとも見ておきたい映像です。同番組のアート・ファーマー編「Ralph Gleason's Jazz Casual Art Farmer Quartet()」でもジム・ホールは出演しており、そちらでははわりと控えめですが、これは番組のタイトルである「Featuring JIM HALL」(映像冒頭に表示)の名のとおりSONNYと同等以上に目立ち、重要な役を担っているのがわかります。そうでありながらも、ジムは出るところはでて、おさえるべきところはおさえるという、自己主張と周囲との調和を両立させているプレイスタイルがよくわかります。1960年代はあちこちのバンドでジムがゲストギタリストとして参加していますが、なぜそんなにも引き合いがあったのか、この映像を見て少しわかった気がします。

曲について。SONNY ROLLINSの代表作のひとつ「The Bridge」の非常にアツいプレイに驚嘆。アルバム同様に、ジムの激しくもけして感情だけにとらわれない理知的なプレイが冴え渡ります。この様子はビデオ「A Life in Progress(1998年)」にも少し収録されています。バラードの「God Bress The Child」では、ジムのギターの音色が、まるでピアノでも鳴っているかのような透明さときらびやかさがあり、それでいながら深遠な暖かさも持ち合わせているところが非常に感動します。正直、じわっと涙ぐみました(恥 このプレイには、頭で考えるよりも先に胸がきゅーっとしめつけられるように体が反応しました。注文してから届くまで1ヶ月待ちましたが(笑)非常にすばらしい内容の1本です。

蛇足ですが収録日(放送日)についてビデオのパッケージでは1966年6月6日と表示していますが、これらの曲が収録されているアルバム「The Bridge」が1962年収録であることと、ビデオ発売元のウェブサイトに本製品について1962年と紹介していることから、正しくは1962年の収録と思われます。

外部リンク: Ralph Gleason's Jazz Casual Web Site このビデオの発売元

詳細

メディア
VHS VIDEO
アルバムタイトル(原題)
Sonny Rollins : Ralph Gleason's Jazz Casual Sonny Rollins
名義
Sonny Rollins
アルバムタイトル(邦題)
N/A
アーティスト表記(日本語表記)
N/A
収録年
1966/6/6(1962?)
発売元,レーベル
RHINO HOME VIDEO
所有
輸入ビデオ
発売日
1999
規格品番
R3 2587
UPC
081227258733
定価
-

曲目

  1. The Bridge
    作曲
    Sonny Rollins
  2. God Bless The Child
    作曲
    Arthur Herzog,Billy Holiday
  3. If I Ever Would Leave You
    作曲
    Jay Lerner,Frederick Loewe

演奏者

Sonny Rollins
Tenorsaxsophone
Jim Hall
Guitar
Bob Cranshaw
Bass
Ben Riley
Drums

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : 共演者.SonnyRollins 録音.映像

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The Jim Hall Quartet : All Across The City (1989年)[CD]

Jim Hall Quartet : All Across The City

オススメ度

★★★★★

所感


かなりよい。ジム・ホール1980年代の最後にして最高のアルバムといっても過言ではないだろう。シンプルなカルテット編成(Gr、Pf、Wb、Dr)でありながら、密度の高い演奏が聞ける。また、従来のジム・ホールの楽曲からは考えられなかった変化があるのも特徴。変化とは、従来のアルバムではほとんど使用されなかったキーボードにシンセサイザーの音を導入したり(#1,#7など)、ジム・ホールのギターも数曲でコーラスのエフェクターを導入して音色に変化をつけていることだ(#8など)。

特に#1「BEIJA-FLOR」(ブラジルの作曲家ネルソン・カバキーニョの曲)から、徐々に導くようにシンセの音が重なって幻想的な雰囲気を作り出しており、アルバムの始まりとともにジム・ホールが新たな世界を開いたこと実感できる。旧来からのビバップスタイルのジャズ・ギターが1950~1960年ごろに隆盛を迎えたものの、1970年代ごろからロックギターの流行に押されて凋落していった中で、ジム・ホールが現在まで受け入れられている理由は自己の既成スタイルにとらわれず常に新しいことに取り組んでいく姿勢にあると確信する。

ジムだけでなく、ピアノのギル・ゴールドステインが実にいい演奏をしており、このアルバムで華やかさと繊細さを添えて大きな貢献をしている。リズム隊も堅実でありながら息のあった豊かな表現。ドラムのテリー・クラークは70年代からいくつもののジム・ホールのライブやアルバムで参加(手持ちのアルバムでは「Live!」(1975年)が最古)。スティーブ・ラスピナは80年代中盤から参加(手持ちのアルバムでは「Three」(1986年)が最古)。ジム・ホールが気心の知れたメンバーの中で、楽しみながら自由闊達に弾いたのかと思う。自己の演奏や環境ともに充実したところが、ジャケットの満面の笑みとして現れているのではないだろうか。とにかく聴いてて気持ちいいアルバムだ。オススメ。
追記(2012/12/11):
本アルバムは、Concord Recordsの「Storyteller」にも収録されている。「Storyteller」は「Circles」と「All across the city」の2つのアルバムを収録したCD2枚のアルバムとなっている。

詳細

アルバムタイトル(原題)
All Across The City
アルバム名義
The Jim Hall Quartet
アルバムタイトル(邦題)
N/A
アーティスト表記(日本語表記)
N/A
収録年
1989/5
発売元,レーベル
Concord Records
所有盤
輸入CD
販売元
Concord Jazz,Inc.
CD発売日
1989
規格品番
CCD-4384
UPC
013431438427
定価
-

曲目

  1. Beija-Flor
    作曲
    Nelson Cavaquinho,Noel Silvia,Augusto Tomaz,Jr
  2. Bemsha Swing
    作曲
    Thelonious Monk,Denzi Best
  3. Prelude to a Kiss
    作曲
    Duke Ellington,Irving Gordon,Irving Mills
  4. Young One (For Debra)
    作曲
    Jim Hall
  5. R.E.M. State
    作曲
    Gil Goldstein
  6. Jane
    作曲
    Jim Hall
  7. All Across the City
    作曲
    Jim Hall
  8. Drop Shot
    作曲
    Jim Hall
  9. How Deep Is the Ocean?
    作曲
    Irving Berlin
  10. Something Tells Me
    作曲
    Jane Hall
  11. Big Blues
    作曲
    Jim Hall

演奏者

Jim Hall
guitar
Gil Goldstein
piano
Steve LaSpina
bass
Terry Clarke
drums

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.Concord 演奏編成.カルテット 共演者.SteveLaSpina 共演者.TerryClarke 共演者.GilGoldstein

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Jimmy Giuffre : The Jimmy Giuffre 3 (1956年)(1957年)[CD]

Jimmy Giuffre : The Jimmy Giuffre 3

オススメ度

★★☆☆☆

所感

ジミー・ジュフリーのサックス、ジム・ホールのギター、ベースによるドラム無しトリオ。このトリオのベースはこの後6人くらい交代してるので入れ替わりが激しいな。それだけやってくのが大変だったんだろうか。曲はふつーにスイングジャズが多いのだが、代表的なリズム楽器(ドラム)も和音楽器(ピアノ)もなくギターがリズムもコードも生成しなければならず、大変苦労したらしい。後年のインタビューで「この時期に一気に髪が薄くなった(-ジム・ホール)」と冗談交じりで述懐している。

詳細

アルバムタイトル(原題)
The Jimmy Giuffre 3
アルバム名義
Jimmy Giuffre
アルバムタイトル(邦題)
N/A
アーティスト表記(日本語表記)
N/A
収録年
1956/12/3:#3,7,1956/12/4:#2,4,6,8,1956/12/24:#1,5,9,1957/12/2:#10,11
発売元,レーベル
Atlantic Jazz
所有盤
輸入CD
発売元
Atlantic Recording Corporation,
CD発売日
1988
規格品番
7 909812-2
UPC
075679098122
定価
-

曲目

  1. Gotta Dance
  2. 作曲
    Jimmy Giuffre
  3. Two Kinds of Blues
  4. 作曲
    Jimmy Giuffre
  5. The Song Is You
  6. 作曲
    Jerome Kern,Oscar Hammerstein II
  7. Crazy She Calls Me
  8. 作曲
    Bob Russell,Carl Sigman
  9. Voodoo
  10. 作曲
    Jimmy Giuffre
  11. My All
  12. 作曲
    Bob Russell,Jimmy Giuffre
  13. That's the Way It Is
  14. 作曲
    Jimmy Giuffre
  15. Crawdad Suite
  16. 作曲
    Jimmy Giuffre
  17. The Train and the River
  18. 作曲
    Jimmy Giuffre
  19. The Green Country (New England Mood) [bonus track]
  20. 作曲
    Jimmy Giuffre
  21. Forty-Second Street [bonus track]
  22. 作曲
    Al Dubin,Harry Warren

演奏者

Jimmy Giuffre
tenor saxophone(and,cl/ts/bars)


Jim Hall
Guitar

Ralph Pena
bass (on tracks from 1 to 9)
Jim Atlas
Bass (on tracks 10,11)

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.Atlantic 演奏編成.トリオ 共演者.JimmyGiuffre

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Chico Hamilton : Chico Hamilton Quintet In Hi-Fi (1955年)[CD]

The Chico Hamilton Quintet In Hi-Fi

オススメ度

★★★☆☆

所感

チコ・ハミルトンの超変態アルバムブルーサンズからうって変わってぜんぜん楽しめる。ブルーサンズを最初に聴いたときにはあまりの前衛加減にどうしたもんかと思ったが、これはまぁふつーに聴けて安心。しかし相変わらずチェロがいたりいてわけわからん編成。正直ぜんぜん聴いてないアルバムだったがレビューを改めて書こうと聴きなおしたら意外とよかった。前はぜんぜんわからんかったのに・・・加齢か。

楽曲は全体的にポップで、今聞いてもあまり古い感じがしない。#5、#6あたりは実にスイングしてて軽快だし、#3は実に美しいメロディーとアレンジかと思う。全員フリーでやってるというよりはわりと細かいキメのフレーズが多かったり、当時としてはかなり進みすぎた音楽だったんじゃないだろうか。

ジム・ホールのギターも多めにきけて、音もなかなかよい。後年のソロアルバム「Jazz Guitar」(1957年)よりも音がよかったりするのはエンジニアの腕の違いによるんでしょうか・・・。#10のみライブ録音なのだが、チコ・ハミルトンのドラムソロを延々4分19秒も収録。ドラムのみ!4分以上!異常!1955年ていったいいつの未来ですか。いずれにしてもジムおじさま初心者にはちょいハードル高めかなってことで星3つ。

詳細

アルバムタイトル(原題)
Chico Hamilton Quintet In Hi-Fi
アルバム名義
Chico Hamilton
アルバムタイトル(邦題)
チコ・ハミルトン・クインテット・イン・ハイファイ
アーティスト表記(日本語表記)
チコ・ハミルトン
収録年
1955/11/11,1956/1/4,2/10.13
発売元
Pacific Jazz Records (Pacific Jazz Eenterprise,Inc)
所有盤
国内版CD
国内CD発売元
東芝EMI株式会社
国内CD発売日
2002/8/21
規格品番
TOCJ-9445
JAN
4988006799844
定価
2,500円(税込)

曲目

  1. Jonalah
  2. 作曲
    Carson Smith
  3. Chrissie
  4. 作曲
    Jim Hall
  5. The Wind
  6. 作曲
    Russ Freeman
  7. Gone Lover
  8. 作曲
    Einar Aaron Swan
  9. The Ghost
  10. 作曲
    Buddy Collete
  11. Sleepy Slept Here (Santa Monica)
  12. 作曲
    Buddy Collete
  13. Takin' A Chance On Love
  14. 作曲
    Vernon Duke,Ted Fetter,John Latouche
  15. The Squimp
  16. 作曲
    Fred Katz
  17. Topsy
  18. 作曲
    Eddie Durham,Edgar Battle
  19. Drums West
  20. 作曲
    Chico Hamilton
  21. Sleep
  22. 作曲
    Earl Burtnett,Adam Geibel

演奏者

Buddy Collette
flute,clarinet,tenor and alto saxophone


Jim Hall
Guitar

Fred Katz
Cello
Carson Smith
Bass
Chico Hamilton
Drums

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.Pacific 演奏編成.クインテット 共演者.ChicoHamilton 共演者.BuddyCollette

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Jim Hall : Jazz Guitar (1957年)[CD]

Jim Hall :JazzGuitar

オススメ度

★★★☆☆

所感

(2011/5/15追記)初々しい。記念すべきジム・ホールの初リーダー作!・・・ですが、「普通」な印象でこざっぱりしてます。曲もオリジナルは無く、スタンダード・ナンバーをギター、ベース、ピアノのドラム無しのトリオでセッションしています。技術的には洗練されていますが、まだこの頃は、その後のジムの大きな特徴となる独特な和音やフレーズは出現していません。しかし、今でも表現されている「みずみずしさ」の部分はこのころから変わっていないことがうかがえます。音楽的にいつまでも若さをたもっていることを再認識。後年、1989年のアルバム「Something Special」がまったく楽器編成のトリオで制作されており、対照比較してみるのも面白い。LPでは#2と#3の間に「This Is Always」(Warren-Gordon)というトラックがあったようですがCDには収録されていません。
(追記) このCDはオリジナル音源からピアノ、ベースソロなどをカットした短い音源のCDです。2006年に完全版の「The Complete "Jazz Guitar"」発売。

詳細

アルバムタイトル(原題)
Jazz Guitar
アルバム名義
Jim Hall
アルバムタイトル(邦題)
ジャズ・ギター
アーティスト表記(日本語表記)
ジム・ホール
収録年
1957/1/10,24
発売元
Pacific Jazz Records (Pacific Jazz Enterprise,Inc)
所有盤
国内版CD
国内CD発売元
東芝EMI株式会社
国内CD発売日
2001/8/29
規格品番
TOCJ-9318
JAN
4988006794771
定価
2,500円(税込)

曲目

  1. Stomping At The Savoy
    作曲
    Andy Razaf,Benny Goodman,Chick Webb,Edgar Sampson
  2. Things Ain't What They Used to Be
    作曲
    Mercer Ellington,Ted Persons
  3. Thanks for the Memory
    作曲
    Leo Robin,Ralph Rainger
  4. Tangerine
    作曲
    Victor Schertzinger,Johnny Mercer
  5. Stella By Starlight
    作曲
    Johnny Mercer,Victor Schertzinger
  6. 9:20 Special
    作曲
    Ned Washington,Victor Young
  7. Deep In A Dream
    作曲
    Earle Warren,William Engvick
  8. Look for the Silver Lining
    作曲
    Buddy DeSylva,Jerome Kern
  9. Seven Come Eleven
    作曲
    Benny Goodman,Charlie Christian
  10. Too Close For Comfort [BonusTrack]
    作曲
    Jerry Bock,Larry Holofcener,George David Weiss

演奏者

Jim Hall
guitar
Carl Perkins
piano
Red Mitchell
bass

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.Pacific 演奏編成.トリオ 共演者.RedMitchell

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