Jim Hall : Live At Birdland (2011年)[CD]{ライブ録音}

Jim Hall Live At Birdland  

オススメ度

★★★★☆

所感


2012年発売のジム・ホールの最新作かつライブアルバム。ジム・ホールがもうじき81歳となる直前の、実に御年80歳のときのライブでございます。
もう内容がどうとか以前に、合衆国はジムおじさまを人間国宝として国家レベルで保護すべきではないでしょうかっ!などと鼻息も荒く聞き出すと、出だしの1曲目Furnished Flatsのテーマでジムおじさまが一部のフレーズをわざとなのか弾いてなかったりと、ちょっと心配な演奏で始まり不安になる。この曲は以前、Panorama: Live at Village Vanguard(1996年)でもおなじサックスのグレッグ・オズビーと演奏しており、そのとき見せたキレのよい演奏と比べると、認めたくないものだがやはり加齢を感じてしまう・・・いや、そんなことは無いッと都合よい色眼鏡を装着。2曲目は定番のAll the things you are。やはりこなれた曲のためか徐々に演奏が安定してきて安心。最近ずっと多い3拍子のパターン。もう4拍子ではやらんのじゃろか・・・。と、そこで安心安定のお決まりパターンにおさまらず、3曲目はジョーイ・バロンとの変態無調デュオをみせ、いまだ衰えないアグレッシブなジムの音楽のあくなき探究心にずっきゅんしつつ、きっと初心者様は呆然となること請け合い。4曲目はここ最近、弾く頻度が増えたと思われるBeija Flor。美しいラテンな雰囲気のミディアムテンポのバラード。スティーヴ・ラスピナのねっとりベースが主メロとなり低音の魅力をたっぷりと堪能できる。5曲目はジムおじさまオリジナルのBig Bluesで、活気あるジャズブルースで楽しさ炸裂。6曲目は70年代に演奏することが多かったChelsea Bridge。アダルトなバラードでめろめろん。ラストのSt.ThomasではUSのライブにもかかわらずいつもの鉄道唱歌が入り日本のファンならいつでも安心のジムおじさまに心潤うことでしょう。
それにしても考えてごらんよ、自分が80歳になってこんなにギターがひけるかい?無理無理! てことで、あまあまの星4つ。

詳細

メディア
CD
アルバムタイトル(原題)
Live At Birdland
アルバム名義
Jim Hall (ジャケットのデザインではJim Hall Quartetとなっている)
収録年
2011/11/10-11,  at Birdland,NewYork City
発売元,レーベル
Artistshare http://www.artistshare.com/v4/Projects/Experience/7/431/1
所有盤
CD
CD発売日
2012/10/16
規格品番
AS0120
UPC
None
定価
$18.95

曲目

  1. Furnished Flats
    作曲
    Jim Hall
  2. All The Things You Are
    作曲
    Jerome Kern,Oscar Hammerstein II
  3. Friendly Recollections
    作曲
    Jim Hall,Joey Baron
  4. Beija Flor
    作曲
    Nelson Cavaquinho,Noel Silvia,Augusto Tomaz,Jr
  5. Big Blues
    作曲
    Jim Hall
  6. Chelsea Bridge
    作曲
    Billy Strayhorn
  7. St.Thomas
    作曲
    Sonny Rollins

演奏者

Jim Hall
Guitar
Greg Osby
alto saxophone
Don Tompson
Bass
Terry Clarke
Drums
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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.ArtistShare 演奏編成.カルテット 録音.ライブ録音 共演者.GregOsby 共演者.SteveLaSpina 共演者.JoeyBaron

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Jim Hall : Something Special (1993年)[CD]

Jim Hall Something Special USA

オススメ度

★★★★☆

所感


Jim Hall : Something Special
写真は国内版CDジャケット

(2011年年1月30日、過去記事に追記。オリジナルのUSA版CDを入手したため再編集)
しっとり系。かなりよ い。ドラム抜きのトリオ編成(Gr、Key、Ba)なので多少おとなしい印象を受けるが、このアルバムの前作となる「Subsequently」(1992年)でもピアノを担当したラリー・ゴールディングスによって、きらびやかで広がりのある演奏を聴かせてくれる。#5はギターソロ。#9はラリー・ゴールディングスの作曲で、ラリー自身のアルバムWhatever It Takes(1995年)にも収録しており、そちらではオルガンで演奏している。なお、このアルバムと同年に制作および発売されたジム・ホール出演のギター教則ビデオStarLicks Sessions With Jim Hall(1993年,VHS)または異なる題名だがまったく同じ内容のDVD版Instractional DVD For Guitar Jim Hall(2006年,DVD)に#1と#7をカルテット編成で演奏した映像が収録されている。

記事先頭にあるジャケット(カバーアート)はオリジナルであるUSAの「MusicMaster」レーベルのCDジャケット。アメリカのコミック作家ゲイリー・ラーソン(Gary Larson)の漫画調のイラストが使用されている。絵をよくみると飲食店の中のメニュー看板のハンバーガーにギターが挟まっているユーモアのある絵で、メニューの文字はこのアルバムの曲目と収録時間となっており、このアルバム用に書き下ろした絵だと思われる。ジム・ホールはアルバムDedications & Inspirations(1994年,Telarc)でゲイリー・ラーソンのためにWhistle Stopという曲を書いて演奏している。(Dedications & Inspirationsのジャケット裏の曲リストにはWhistle Stop dedicated to Gary Larsonと副題が表示されている。

一方、国内版CDのジャケットはオリジナルのジャケットの下に小さい画像で表示しているが、ジム・ホール本人の写真となっている。この写真は(内部リンク)Jim Hall And Friends,Vol.2 Live At Town Hallのジャケット写真を加工しただけのものだ。

詳細:海外版オリジナルCD

アルバムタイトル(原題)
Something Special
アルバム名義
Jim Hall
収録年
1993/3/6 and 8
発売元,レーベル
Music Masters,Inc.
販売元(Distributor)
BMG Music
CD発売日
1993/10/12
規格品番
01612-65105-2
UPC
016126510521

詳細:国内版CD

アルバムタイトル(邦題)
サムシング・スペシャル
アーティスト表記(日本語表記)
ジム・ホール
収録年
1993/3/6 and 8
発売元
ヴィーナスレコード株式会社 (VenusRecords)
販売元
株式会社徳間ジャパンコミュニケーションズ
CD発売日
1997/10/22
規格品番
TKCZ-36029
JAN
4988008381535
定価
2,500円

曲目

  1. Something Special
    作曲
    Jim Hall
  2. Somewhere
    作曲
    Leonard Bernstein,Stephen Sondheim
  3. Down from Antigua
    作曲
    Jim Hall
  4. Steps
    作曲
    Jim Hall
  5. Deep in a Dream
    作曲
    Eddie DeLange,James Van Heusen
  6. When Little Girls Play
    作曲
    Steve LaSpina
  7. Three
    作曲
    Jim Hall
  8. Lucky Thing
    作曲
    Jim Hall
  9. Up for Air
    作曲
    Larry Goldings
  10. Consequently
    作曲
    Jim Hall

演奏者

Jim Hall
guitar
Larry Goldings
piano
Steve LaSpina
bass

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.MusicMasters 演奏編成.トリオ 演奏編成.ギターソロ 共演者.SteveLaSpina 共演者.LarryGoldings

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Jim Hall Quartet Jazz Baltica 2005

久々動画ネタ。以下はドイツのジャズフェスティバルであるJazz Baltica 2005にジム・ホールが出演したときの映像。フェスティバルは6月末ごろから7月3日にかけて催されたようだが、動画にあるジム・ホール・カルテットでの出演はパンフレットによると2005年7月3日の20時の出演時の映像のようだ。
動画のカルテットの面子は以下の通り。

  • Jim Hall :guitar
  • Geoffrey Keezer :piano
  • Steve LaSpina :bass
  • Terry Clarke :drums

なお、パンフレットによると、同日14時のプログラムではDon Friedman(ドン・フリードマン、ジャズピアノ)の70歳の誕生祝いのコンサートにもジム・ホールは出演しているようだ。Jim Hall, Joe Lovano, George Mraz & Lewis Nash と記載があり、この4人はジム・ホールの別プロジェクトであるGrand Slamのメンバーなので、Grand Slamとして出演したと思われる。この日はジムファンには至福の一日だっただろう。
(2016/7/16 追記)
Don Friedmanとジム・ホール競演の動画はこっち

外部リンク:http://www.jazzbaltica.de/de
外部リンク(PDF):http://www.x-at-once.de/xatoncemanager/675370ProgrammJazzBaltica2005.pdf

Jim Hall Quartet - "Furnished Flats"


テーマ : YouTube動画
ジャンル : 音楽

tag : 共演者.SteveLaSpina 共演者.GeoffreyKeezer 共演者.TerryClarke

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Instractional DVD For Guitar Jim Hall[DVD]

Instractional DVD For Guitar Jim Hall[DVD]

オススメ度

★★★★☆

所感

ジ ム・ホール本人によるギターの教則DVD。VHSビデオのStarlicks Master Sessions With Jim Hall(1993年)[内部リンク]のDVD版でございます。てことで詳細はリンク参照のこと。VHSビデオと違うのは、DVDは日本の会社が再販していないため、日本語の対訳資料が無いこと。その代わり、VHSには無かったタブ譜と楽譜を掲載した冊子が同梱されている。しかしその楽譜らしきものは、ちょー簡単で略しすぎなので意味不明に近い。あまり役に立たないレベルの冊子です。とにかく、本製品のVHSカセット版は持っていたものの、ビデオデッキを廃棄してしまったわたくしにはDVD版が出て大助かりでございました。

おまけ。ジム・ホールが1964年にジミー・レイニーとのレコーディング(内部リンク)のために作った曲で、彼の代表作のひとつであるAll Across The Cityのコードを冊子から引用してみる。単にタブが羅列してるだけの状態なのでよくわからないのだが、大体こんな感じかなーと。縦棒の区切りが1小節分。スケールはD Melodic minor Scaleを使うのが肝らしい。*2/8ちょっと訂正

All Across The City : Chord

Dm7(9)|Dm7(9)|Cm7(9)|F7(13) E7|
Am7(9)|Am7(9)|Gm7(9) |C7(9,13) C7(9)|

FM7(9)                     |F#m7(9,11)B7(13) |
B♭7(13,-9) Em7-5| Em7(9,11) A7(13)|

A♭7(13,-9) Dm7-5 |Dm7(9,11)   C#m7-5 F#7(13)|
BM7 B♭m7(11)      |A7(-5)                                          |

詳細:DVDビデオ版

DVD ビデオタイトル(原題)
Instractional DVD For Guitar Jim Hall
名義
Jim Hall
収録年
1993
所有メディア
海外DVD
販売元
HAL LEONARD Corporation / Official Site
発売日
2006
規格品番
HL0032514
UPC
073999205145
EAN(ISBN)
9781423403302
定価
$19.95

曲目

  1. Subsequently
     作曲: Jim Hall
     演奏:全員。カルテット編成。
  2. Two's Blues
     作曲:Jim Hall
     演奏:Jim HallとSteve Laspinaのデュオ
  3. Three
     作曲:Jim Hall
     演奏:Jim HallとSteve Laspina、Larry Goldingsのトリオ
  4. All Across The City
     作曲:Jim Hall
     演奏:Jim HallとLarry Goldingsのデュオ
  5. Something Tells Me
     出演:Jane Hall
     演奏:Jim Hallのギターソロ
  6. Something Special
     出演:Jane Hall
     演奏:全員。カルテット編成。この曲に解説はなく、フェイドアウトする。

演奏者

Jim Hall
guitar
Larry Goldings
piano
Steve LaSpina
bass
Bill Stewart
drums

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : 演奏編成.カルテット 共演者.SteveLaSpina 共演者.LarryGoldings 共演者.BillStewart

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Starlicks Master Sessions With Jim Hall (1993年)[VHS]

Starlicks Sessions With Jim Hall

オススメ度

★★★★☆

所感

ジム・ホール本人によるギターの教則ビデオ。室内セッションでのライブをおこなっており、貴重なライブ映像としても楽しめる。その上、私ががもっとも好きな頃のメンバー編成の出演で、かつ、好きな曲ばかりが演奏されており、これはディープなファンにとっては必須アイテムだ。最近はDVD版が販売中(サイト内リンク)

映像中、ジム・ホール自身によるそれぞれの曲の由来も解説されているが、字幕は無い。その代わりヤマハミュージックトレーディングが輸入販売していた国内発売版のVHSビデオには対訳を掲載した冊子が同梱されていた。ジム・ホール自身による曲の由来についての解説を下記にいくつか引用する。

(サブセクエントリー/Subsequentlyは)私の最初のバンドのバンドリーダーであったチコ・ハミルトン(Chico Hamilton)に捧げた、ユーモラスで愛情のこもった作品だ。チコがプレイしていたリズムやソロがもとになっている。私たちがこのリズムをやると彼はそれを面白がって色々と冗談をやったものだ。それに「サブセクエントリー(そして・・・)」という言葉がチコの口癖だった。だから私はこの曲を「サブセクエントリー」と呼んでいる。
(トゥーズ・ブルース/Two's Bluesは)私がこの曲を書き始めたのは、ビル・エヴァンス(Bill Evans)とのレコーディングの約束があったからだ。だが間に合うように書き上げられなかった。その後、チェット・ベイカーやロン・カーターとやる時には間に合ったが・・・そしてスティーブ・ガッド。確かこの4人だったと思うけど。後はたいていスティーブ(スティーブ・ラスピナ)と私でプレイしている。マイク・モーラやレッド・ミッチェル(Red Mitchell)ともやった。

チェット・ベイカーのことはアルバム「Concierto(アランフェス協奏曲)」(内部リンク)のこと

(オール・アクロス・ザ・シティー/All Across The City)は、私が1965年頃に書いた曲だ。実は、ジミー・レイニー(Jimmy Raney)、ズート・シムズ(Zoot Sims)らとのレコーディングのために書いた。オシー・ジョンソン(Osie Johnson)もいたし、スティーブ・スワロー(Steve Swallow)がベースだった。それはニューヨーク・シティーをモチーフにした「トーンポエム(音の詩)」だった。ニューヨークは当時はまだイノセントな街だったと思う。今書いたとしたら、車のクラクションや叫び声を入れただろうね(笑)。

上記はアルバム「Two Jims And Zoot」(内部リンク)のこと。1965年ごろと語っているが、正確なレコーディング年月日は1964年5月11日および12日だ。

(サムシング・テルズ・ミー/Something Tells Meは)・・・(曲のコード解説)E♭に始まり、Dで終わる。私の妻(ジェーン・ホール/Jane Hall)が何故かこんな曲を書く。彼女は恐れ知らない。後でギターを弾かなきゃならないことなんか、お構いなしなんだから。

詳細:VHSビデオ版

VHS ビデオタイトル(原題)
Starlicks Master Sessions With Jim Hall
名義
Jim Hall
収録年
1993
発売元,レーベル
N/A
所有メディア
海外VHSビデオ
販売元
HAL LEONARD PUBLISHING corporatio
発売日
1993
規格品番
HL00699390
UPC
073999993905
輸入販売元
ヤマハミュージックトレーディング株式会社
JAN
4513744007489
定価
税抜5,800円

曲目

  1. Subsequently
     作曲: Jim Hall
     演奏:全員。カルテット編成。
  2. Two's Blues
     作曲:Jim Hall
     演奏:Jim HallとSteve Laspinaのデュオ
  3. Three
     作曲:Jim Hall
     演奏:Jim HallとSteve Laspina、Larry Goldingsのトリオ
  4. All Across The City
     作曲:Jim Hall
     演奏:Jim HallとLarry Goldingsのデュオ
  5. Something Tells Me
     出演:Jane Hall
     演奏:Jim Hallのギターソロ
  6. Something Special
     出演:Jane Hall
     演奏:全員。カルテット編成。この曲に解説はなく、フェイドアウトする。

演奏者

Jim Hall
guitar
Larry Goldings
piano
Steve LaSpina
bass
Bill Stewart
drums

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : 演奏編成.カルテット 演奏編成.デュオ・ピアノとギター 演奏編成.トリオ 共演者.LarryGoldings 共演者.BillStewart 共演者.SteveLaSpina

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