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Jim Hall Trio : Jim Hall’s Three (1986年)[CD]

Jimhttp://blog-imgs-1.fc2.com/image/icon_main/wysiwyg.gif Hall's Three

オススメ度

★★★☆☆

所感


1曲買い。ってのはいいすぎだが#5.All the Things You Areの白熱のプレイが素晴らしすぎる。この1曲だけなら星5つ。All the Things You Areはジム・ホールの妻ジェーンが好きな曲だからなのか、ジムが演奏する機会が多い曲の1つで、3拍子だったり4拍子だったりたびたびアレンジが変わる。これは4拍子でちょっと早めのテンポで、激しいドラムもあいまって適度な緊張感があり、実にかっこいい演奏となっている。80年代のベスト・テイクの1つと断言してもいいだろう。

しかしアルバム収録曲が7曲のみというのがちょっとさみしいかなーってことと、ほかの曲のインパクトがちょっと少ないかなってことで星3つ。#4.And Idoなんかもドラマチックな展開でいいと思うんだけど、尺なのか曲数なのかわからんが全体を通すとちょっと物足りなさが残る1枚。ギターはダキストのギターを使用しており、多くのファンが「ジム・ホールらしい」と感じられるもっとも標準的な素の音かと思う。また、楽曲のアレンジもわりと普通目なので、初めて聴く人にも安心かもしれない。

#3.BottleNose Bluse(「イルカのブルース」と訳されている)は12弦ギター1本で弾いたギター・ソロ曲。この1曲がまたへんなリズムで、このころはまだあまり見られなかったジム・ホールの変態嗜好(笑)がちらっと垣間見られる。90年代にTelarcレーベルでリリースしだしたころからヘンテコ曲が増えたと思うのだが、その予兆がここで現れていると思う。#6.Poor Butterflyもギター・ソロだが、これはダキストのアーチトップギター1本での演奏となっている。

ジャケットにはジム・ホール自身のコメントがあり、#6.Poor Butterflyと#5.All the Things You Areについて次のように記述している

Poor Butterfly is the favorite song of my friend and personal guita-maker,Jim D'Aquisto(プア・バタフライは友人でありギター職人のダキストのお気に入りの歌だ)
All the Things You Are is dedicated to my wife Jane(オール・ザ・シングス・ユー・アーは妻のジェーンに捧ぐ)

アルバムにはこれまでジムとはあまりなじみのない新メンバーが参加しており、当時御歳55歳でありながらまだまだ新しいことに挑戦しようという心意気が感じられる。ベースにスティーブ・ラスピナが初参加。彼の独特の粘るような音質で、ジムに負けず劣らず歌うようにメロディ奏でるウッドベースのソロ部がふんだんに盛り込まれているのが特徴。スティーブ・ラスピナはこの後90年代にかけてジム・ホールのアルバムやライブをたびたびサポートし、ジム・ホールの活動に大きく貢献することになるキーマンだ。ドラムのアキラ・タナは日系三世のアメリカ人ジャズ・ドラマー。このアルバムで初めて知った人だが、アート・ファーマーのアルバムなどに参加してるベテランのようだ。ちょっとロックっぽい激しいビートと硬めの音のスネアが印象的で、今までのジム・ホールのアルバムでは無かったような新たな魅力を添えている。

外部リンク:Akira Tana(Official)
外部リンク:Steve LaSpina

詳細

アルバムタイトル(原題)
Jim Hall's Three
アルバム名義
Jim Hall Trio
アルバムタイトル(邦題)
スリー
アーティスト表記(日本語表記)
ジム・ホール
収録年
1986/1
発売元,レーベル
Concord Jazz,Inc.
所有盤
国内版CD
販売元
キングレコード株式会社
CD発売日
1986/8/21
規格品番
K32Y 6099(CCD-4298)
JAN
4988003007188
定価
3,200円

曲目

  1. Hide and Seek
    作曲
    Jim Hall
  2. Skylark
    作曲
    Hoagy Carmichael,Johnny Mercer
  3. Bottlenose Blues
    作曲
    Jim Hall
  4. And I Do
    作曲
    Jim Hall
  5. All the Things You Are
    作曲
    Jerome Kern,Oscar Hammerstein II
  6. Poor Butterfly
    作曲
    John Golden,Raymond Hubbell
  7. Three
    作曲
    Jim Hall

演奏者

Jim Hall
guitar
Steve LaSpina
bass
Akira Tana
drums

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.Concord 演奏編成.トリオ 演奏編成.ギターソロ 共演者.SteveLaSpina

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The Jim Hall Quartet : All Across The City (1989年)[CD]

Jim Hall Quartet : All Across The City

オススメ度

★★★★★

所感


かなりよい。ジム・ホール1980年代の最後にして最高のアルバムといっても過言ではないだろう。シンプルなカルテット編成(Gr、Pf、Wb、Dr)でありながら、密度の高い演奏が聞ける。また、従来のジム・ホールの楽曲からは考えられなかった変化があるのも特徴。変化とは、従来のアルバムではほとんど使用されなかったキーボードにシンセサイザーの音を導入したり(#1,#7など)、ジム・ホールのギターも数曲でコーラスのエフェクターを導入して音色に変化をつけていることだ(#8など)。

特に#1「BEIJA-FLOR」(ブラジルの作曲家ネルソン・カバキーニョの曲)から、徐々に導くようにシンセの音が重なって幻想的な雰囲気を作り出しており、アルバムの始まりとともにジム・ホールが新たな世界を開いたこと実感できる。旧来からのビバップスタイルのジャズ・ギターが1950~1960年ごろに隆盛を迎えたものの、1970年代ごろからロックギターの流行に押されて凋落していった中で、ジム・ホールが現在まで受け入れられている理由は自己の既成スタイルにとらわれず常に新しいことに取り組んでいく姿勢にあると確信する。

ジムだけでなく、ピアノのギル・ゴールドステインが実にいい演奏をしており、このアルバムで華やかさと繊細さを添えて大きな貢献をしている。リズム隊も堅実でありながら息のあった豊かな表現。ドラムのテリー・クラークは70年代からいくつもののジム・ホールのライブやアルバムで参加(手持ちのアルバムでは「Live!」(1975年)が最古)。スティーブ・ラスピナは80年代中盤から参加(手持ちのアルバムでは「Three」(1986年)が最古)。ジム・ホールが気心の知れたメンバーの中で、楽しみながら自由闊達に弾いたのかと思う。自己の演奏や環境ともに充実したところが、ジャケットの満面の笑みとして現れているのではないだろうか。とにかく聴いてて気持ちいいアルバムだ。オススメ。
追記(2012/12/11):
本アルバムは、Concord Recordsの「Storyteller」にも収録されている。「Storyteller」は「Circles」と「All across the city」の2つのアルバムを収録したCD2枚のアルバムとなっている。

詳細

アルバムタイトル(原題)
All Across The City
アルバム名義
The Jim Hall Quartet
アルバムタイトル(邦題)
N/A
アーティスト表記(日本語表記)
N/A
収録年
1989/5
発売元,レーベル
Concord Records
所有盤
輸入CD
販売元
Concord Jazz,Inc.
CD発売日
1989
規格品番
CCD-4384
UPC
013431438427
定価
-

曲目

  1. Beija-Flor
    作曲
    Nelson Cavaquinho,Noel Silvia,Augusto Tomaz,Jr
  2. Bemsha Swing
    作曲
    Thelonious Monk,Denzi Best
  3. Prelude to a Kiss
    作曲
    Duke Ellington,Irving Gordon,Irving Mills
  4. Young One (For Debra)
    作曲
    Jim Hall
  5. R.E.M. State
    作曲
    Gil Goldstein
  6. Jane
    作曲
    Jim Hall
  7. All Across the City
    作曲
    Jim Hall
  8. Drop Shot
    作曲
    Jim Hall
  9. How Deep Is the Ocean?
    作曲
    Irving Berlin
  10. Something Tells Me
    作曲
    Jane Hall
  11. Big Blues
    作曲
    Jim Hall

演奏者

Jim Hall
guitar
Gil Goldstein
piano
Steve LaSpina
bass
Terry Clarke
drums

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : レーベル.Concord 演奏編成.カルテット 共演者.SteveLaSpina 共演者.TerryClarke 共演者.GilGoldstein

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Jim Hall Trio : Circles (1981年)[CD]

Jim Hall Trio ; Circles

オススメ度

★★★★☆

所感


おすすめ。このあたりからアンサンブルとして楽曲全体の完成度が高くなる。特に#1の(All of a Sudden) My Heart Singsが最高。これからきっといいことが起きそうな予感をさせる、軽快でリズミックな展開に胸が躍る好演奏。#1のみ楽器編成がジム・ホール(ギター)、ドン・トンプソン(ピアノ)、テリー・クラーク(ドラム)、ルーファス・リード(ベース)のカルテット編成となっており、アルバムの中でも一段ときらびやかな演奏となっている。#2,3,4,6,8の楽器編成はジム・ホール(ギター)、ドン・トンプソン(ベース)、テリー・クラーク(ドラム)のトリオ編成。このトリオは1976年来日時のトリオ・メンバーで、アルバム「Jazz Impression Of  Japan」、「Live In Tokyo」でも彼らの演奏を聴くことができる。#7はジム・ホール(ギター)、ドン・トンプソン(ピアノ)のデュオで実に美しくせつない曲だ。なお、国内版タイトル「サークルズ+1」の+1とはオリジナルLPレコードには収録されていなかった#4Echoがボーナス・トラックとして追加収録されていることを示している。
追記(2012/12/11):
本アルバムは、Concord Recordsの「Storyteller」にも収録されている。「Storyteller」は「Circles」と「All across the city」の2つのアルバムを収録したCD2枚のアルバムとなっている。

詳細

アルバムタイトル(原題)
Circles
アルバム名義
ジム・ホール
アルバムタイトル(邦題)
サークルズ+1
アーティスト表記(日本語表記)
ジム・ホール
収録年
1981/3
発売元,レーベル
Concord Records
所有盤
国内版CD
販売元
ビクターエンタテインメント株式会社
国内CD発売日
2000/7/5
規格品番
VICJ-60617
JAN
4988002402571
定価
1,995円

曲目

  1. (All of a Sudden) My Heart Sings
    作曲
    Harold Rome,Henri Herpin,Jean Marie Blanvillain
  2. Love Letters
    作曲
    Edward Heyman,Victor Young
  3. Down from Antigua
    作曲
    Jim Hall
  4. Echo
    作曲
    Jim Hall
  5. I Can't Get Started
    作曲
    Ira Gershwin,Vernon Duke
  6. T.C. Blues
    作曲
    Terry Clarke
  7. Circles
    作曲
    Don Thompson
  8. Aruba
    作曲
    Jim Hall

演奏者

Jim Hall
guitar
Don Thompson
bass,piano
Terry Clarke
drums
Rufus Red
bass (on tracks 1)

tag : レーベル.Concord 演奏編成.カルテット 演奏編成.トリオ 演奏編成.デュオ・ピアノとギター 共演者.TerryClarke 共演者.DonThompson

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